ブラタモリ
1月16日放送の「ブラタモリ」https://www.nhk.or.jp/buratamori/list/index.html
は熱海特集。熱海なんか行った事が無いが(貧乏人)、戦後の観光客急増に水道水の供給が追いつかなくなったときの救世主が丹那トンネルの湧水だったという話が出てきた。
「どっかで聞いた話だな?」と思って書斎を物色してきたら出てきました。
そうそう!これこれ!「闇を裂く道」(吉村昭/文春文庫)
何でこんな本持っているんだ?自分!!我ながら興味の分野が2点3点しまくって安定しないのがよくわかります。作中でも、トンネル掘削で悩まされた異常出水。一方トンネルの上は豊富な湧き水で水ワサビの名産地だったのがトンネル工事のせいで地下水が全部トンネルに落ちてしまい湧き水が枯れてしまったので農家に保証金を払ったという話が出ていた。
まさかトンネルに抜けてしまった厄介者の水が、今度は熱海温泉の生活用水として役にたっていたとは。
私自身は土木は門外漢ですが従兄弟に土木技師がおります。同じ吉村昭著の「高熱隋道」読んだあとは門外漢なのに「NATM工法」とか「薬液注入」とか「耐熱火薬」とか「電気信管」とか意味もなく調べまくった覚えが。
実際に働いた事もないくせに苦労も知らず言うのも何ですが、日本が高度経済成長の熱に浮かれていた時代に10年早く生まれていたら私も土木の仕事をもしかしたら選んだかもしれないですね。
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