濃ゆい写真部漫画
「こち亀」連載終了後「描きたかったマンガを描きたい」と宣言していた秋本治先生。今週のヤングジャンプに新連載を始めました。題名「ファインダー」ド直球の写真部マンガです。
秋本先生のカメラ趣味はもうベテランの域なのは周知の事でして「こち亀」でもマニアックな銀塩カメラのうんちく話が忘れた頃に出てくるのでまったく油断がならなかったんですが、やっぱり秋本先生「究極超人あ~る」や「スマイルfor美衣」みたいな写真部マンガ描きたかったんだと思います。
こち亀49巻「両さんのカメラマン入門の巻」で試作機のミノルタエレクトロズームX(1966年フォトキナ)が背景にさりげなく登場しているときには鳥肌が立ちました。(連載当時私は中学生です)秋本先生絶対に「戦後国産カメラ発達史」持っていますね。
オープニングに出てくるカメラはトプコンREスーパーですね。世界初のTTL開放測光一眼レフ(1964年発売)です。
↑こち亀でも、このカメラ、何のナレーションも無しにさりげなく何度も登場(初登場は、タバコ屋さんの洋子ちゃんを隠し撮りする高校生の愛機.....だったと思う)しているので、察するに秋本先生、REスーパーの実機をお持ちですね。
やたらとテンション高い部長さん。確かに、こんなに備品に恵まれていて、傑作写真取れないのは技量不足ですな。つ~か、何でフィルムカメラに固執する?部長!!
さりげなく機材を分析すると、上から順にニコンFフォトミックTN、ローライフレックス(機種名までは勘弁!)。下の段はミノルタSRTのどれか、ニコンF3、フォクトレンダーベッサR3A(これが作中の最新機種ですね)、オリンパスOMフタケタのどれか(多分20か30)ですね。
↑部長の愛機はライカM7です。んが、このシチュエーションで「手巻き」ですか?せめてライカモーター使わせてください(w)。はい、軟弱者の私はライカM6にモータードライブ着けています。邪道とでもなんでも言ってくれ(w)。
追記)「こち亀」178巻、「フィルムカメラマンの巻」を添付します。
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