西郷どん
9月23日放送分のNHK大河ドラマ「西郷どん」第36話「慶喜の首」
https://www.nhk.or.jp/segodon/story/36/
明治維新のターニングポイントになった有名な「鳥羽伏見の戦い」です。
この中で西郷どんの弟が重症を負った際、西郷どんの懇願で派遣されたイギリス人外科医ウイリス氏の治療で命拾いします。
番組中にその描写はありませんでしたが、番組の最後にナレーションで「ウイリスは日本人の助手も連れてきました。」とさらっとナレーションが...
その瞬間、記憶が繋がりました!「あ”~!その話!!」隣で母がきょとんとしてました。
ウイリス医師が連れてきた日本人の助手って...
↑この方じゃないですか!!帝国海軍軍医高木兼寛。慈恵会医科大学の創始者です。鈴木梅太郎博士と共に日本のビタミン学の創始者と言われている人物です。
作中でも鳥羽伏見の戦いから始まります(作中に西郷どんは出てこない)。
自らの無力さを嘆く高木をウイリス医師は「イギリスに来て医学を学べ!」と勧誘します。
後に海軍の高木兼寛は脚気の原因は生活習慣病(栄養障害)説を唱えるのに対し陸軍の森鴎外(言わずと知れた文豪)は感染症説を強硬に主張して血みどろの戦いになります。
このコミックスではむしろそちらの戦いの方が主題なのですが、これは超有名な話なのではしょります。詳しく知りたい方は自分でググって下さい。原作のクレジットは無かったけど、これ完全に吉村昭氏の「白い航跡」のコミカライズですね。
私が言いたいのは「偉人が偉人を育てる」事。坂本竜馬が創設した「海援隊」のメンバーだった陸奥宗光が後に外務大臣となって明治時代の日本人の宿願だった不平等条約を改正したように、一人の偉人が、志を果たす前に絶命しても、育ててきた後輩や教え子が立派にその志を受け継いできたんです。
私は教職になる器じゃないし人の上に立つ人望も無いけど、ささやかながらカメラ、レンズ、宇宙科学等、趣味で読んだ知識を少しでもこのようにネットに広めて、私が書いた駄文で私よりも年下の世代に微力でも「ああ、こんなお話あったのね」と受け止めて頂ければ幸いと思いながら日々サイトとブログを営んでいます。
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