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2018年11月 7日 (水)

スペース童夢第3弾

日曜日に訪問した余市宇宙記念館の報告第3弾です。

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ソユーズ宇宙船のペーパークラフト。紙工作とバカにしちゃいけません!精密さではむしろプラモデルを上回っている部分もあります。

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ハッブル宇宙望遠鏡の3/4縮尺模型。3/4でもマイクロバスくらいの大きさがあります。持ってきた14ミリ(35ミリ判換算で28ミリ)の広角では入りきりません。こんな巨大な宇宙望遠鏡を1990年に打ち上げた当時のNASAの技術力は驚くべきです...というか、この頃がNASAの最後の栄光だったのかもしんない....

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NHKの「週間こどもニュース」。あれ、良い番組でしたよね。母も「新聞や雑誌よりもはるかにわかりやすく世界の情勢を教えてくれた。」と語っていた通り、子供向け番組のつもりだったのに、お子様はさほど興味を持たず(現代のお子様はSNSで調べ物するんだよ!)お年寄りに熱烈に愛される番組になってしまったせいで打ち切りになってしまいました。

今「週間こどもニュース」のコンセプトを受け継ぐ番組は「これでわかった!世界のいま」です。

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宇宙船だけではなく大気圏内を飛ぶ航空機のコーナーもあります。これはJAXAに合併される前のNAL(航空宇宙研)が強固に作らせたに違いない(理由は後述)。

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日本の液体燃料ロケット及び固体燃料ロケットの基礎はすでに太平洋戦争中に開発されていた。人間爆弾桜花は固体燃料ロケットだし、局地戦闘機秋水はハイパーゴリック液体燃料ロケット(着火せずとも燃料と酸化剤を混ぜるだけで自然燃焼するのでイグナイターがいらない。その利点を認められてアポロ宇宙船の機械船のエンジンにはこれが採用されている)をすでに採用していた。しかし、終戦時に当時の資料は全部燃やされてしまったので、東大の糸川先生はゼロからロケットの研究をし直さなければいけませんでした。
当の糸川先生は、敗戦後7年間に及ぶ航空禁止令の間に欧米ではジェット革命が起こっており、いまさら後進国の日本がジェットエンジンの研究をしたって欧米に追いつくまでに何十年もかかる(実際にかかりましたw)。ならば、まだ欧米が研究していない分野に打って出なければ永久に欧米の後塵を拝するのみだと断言し、当時の「液体燃料ロケットこそが理想のロケットで固体燃料ロケットなんてもう将来性の無い過去の遺物だ」と米ソが見放していた固体燃料ロケットの可能性を信じたんですね。

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あ~、これ小学生の頃あかね書房の「20世紀の記録」で読みました。人類史上初の音速の壁を突破したチャック・イエーガー氏のベルX1と、速度記録を競い合ったブリッジマン氏のダグラス・スカイロケット。二人の戦いは要するに空軍vs海軍の戦いだった訳です。日本でNASDAとISASが「日本初の人工衛星」打ち上げ競争していたのに似てます(w)。外国だけではなく国内でもお役所同士の競争があった訳で。
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展示物を見て「おぉ~!これNHKのプロジェクトXで見たわぁ~!」と連れてきた母をほったらかしで感動しているとチャイムが鳴って特別公演が始まり、私を含めて会場に3名しか観光客がいないのでほぼ無理やり講堂に座らせられて公演を聞く事になりました(w)。

演題は「アルミニウム合金、チタン合金など金属材料について」

講師はおそらくJAXAの旧NAL部門またはメーカーのIHIから派遣されたと思わしき、現職の旅客機エンジン整備をされているお方。

学会かよ!?とはいえ「無料」なので、そして私も金属工学に興味が無いわけではないのでまあ、渋々お付き合いしました...

んが!!
聞いたらすっげ~面白いんですよ!ジェットエンジンのタービンブレードのうんちくについては食い入るように聞きました。ちなみに聞いている人はわたしを含めて最初は3名のみ(後半に小学生が加わったけど、少年は最後までちゃんと聞いていました)。で、私以外の2名は電力会社の社員で、仕事で発電用タービンの整備をされている方々で、「モロに専門家」の方!!。門外漢はわたしだけです!!なんでど素人の観光客が集まる道の駅でこんなマニアックな講義をするんですか?JAXA?

それでもチタン合金の話になると「人工関節」とか骨折部位に打ち込むボルトの話が出てきたんで「はい!それ!私の分野です!!お年寄りが冬道で転ばれると、受け身を取らないと大たい骨頚部骨折でチタン製の人工骨頭!受身を取ったら前腕コーレス骨折で骨折部位にプレートとボルトです!!」「リハビリ屋の立場としては、受身を取らずに大たい骨頚部骨折されて寝たきりになられるくらいなら、前腕骨折覚悟でも受け身してくれると嬉しいです!!」と手を挙げて解説している私がいました。

その後はソ連のセルゲイ・コロリョフさんや米フォン・ブラウンさん。東大の糸川英夫先生の偉業の説明の後に、ここでは書けないような英ロールスロイス社のジェットエンジンに重大な欠陥があったという証拠写真とか(本当にヤバいのでこれ以上詳しく言えない!)、現在自衛隊で配備するため国産化が進められているボーイングF35戦闘機の最新映像(↑上画像)とか、もぉ、ドキドキワクワクのワンダーランドな1時間でした。母は呆れて館内をうろうろしていましたが(w)。

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講義中に手渡されたジェットエンジンのタービンブレード実物。「これ一枚で皆さんの乗っている車1台分の値段がします。」

私のめるちゃん、新車で買ったら550万円するんですけど.....

講義中、先月のソユーズ打ち上げ失敗についても話がありまして、「このようにロケットも航空機も超精密機械で、どんなに整備に細心の注意を払っても、失敗することはあるんです。しかも先月のソユーズは無事に脱出に成功して、誰一人怪我もしませんでした!むしろ褒めるべきです!ですんで皆さんもたまにロケットの打ち上げが失敗したからって、責めないで下さい!」と、まあ私が書いたこと(輝かしい失敗参照)と同じことおっしゃられていました。

「その通り!誰も怪我しなければ、道具や機械なんかいくらでも作り直せる!」

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講義に夢中になっている間に、母がかなり白けて退屈していたんで、聞き終わったら急いで退出して、買い物と昼食に出かける。これは余市の神埼市場。朝イカが超安い!「孫が帰国したら大好物のいかそうめんを食べさせたい!」と母、2杯買っていきました。甥にとって北海道のソウルフードはいかそうめんなんですね~(加筆、私の聞き違いで、週末に実家に立ち寄ったのは義兄でした。孫の話ばかり言うからてっきり甥が帰国すると思っちゃったじゃないか....)。

甥は父が2回目の脳卒中で倒れる1ヶ月前に海外留学の報告をしに実家に来たのを最後に北海道には来ていない。葬式にも出席できなかったので、父の遺影を見るのは今週が初めてという事になります。

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昼食は、別に調べもしないで、通りがかりに見つけた回転寿司「余市番屋」で食べました。

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まずはボタンエビです。美味しい~!

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母の好物。北寄貝(ほっきがい/関東ではミルガイ)。

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北海道名産、ミズダコ!!ぷりっぷり!とろっとろで超美味しかった~~!
余市は小樽より魚が安いです!!また行きたい。次はニッカウイスキー醸造所行きましょう!

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