やっぱりそうだった!CAMUIロケット!
余市へ招待と北大博物館へ行きましたで書いている北海道大学の永田晴紀教授が打ち上げていたCAMUIロケット。野尻抱介先生の「ロケットガール」のメインガジェットだった「ハイブリッドロケット(個体燃料に液体の酸化剤)」ということでひそかに注目していました(当然野尻先生も応援してます:http://njb.virtualave.net/nmain0223.html)。
↑北大博物館のCAMUIロケット。初のマッハ1突破した機体の実物です。左に移っているのがQ氏。
JAXAのような政府直轄の巨大組織ではなく、国立とはいえ大学の研究室で、先生が学生を集めて小規模の実験をする。最初は小さなロケットから始めて少しずつ大型化していく。民間企業に技術援助を求める....etcと、60年前の東大の糸川先生のペンシルロケットにそっくりだなぁ?と思ってたら、そっくりどころか、糸川直伝じゃないですか(↓参照)。
永田先生も1970年代前半の小学生の頃、政府直轄の宇宙開発事業団(NASDA)がぐずぐずと衛星打ち上げができずにいる中、東大宇宙研(ISAS)が華々しく科学衛星を打ち上げているのを見て、「的川先生や秋葉先生の仲間に入れて欲しい!」と一大決心してこの世界に飛び込んだんですね!似ているも何も、糸川一門の門下生そのものなんです。糸川先生の教えを忠実に守って当然です。糸川先生がロケット発射場の候補に挙げていた襟裳岬に近い大樹町を射場に選んだもの偶然じゃない。必然だった訳です。
秋葉先生も永田先生も、CAMUIロケットの舞台に北海道の大地を選んで下さった事は道民として本当に嬉しい!
一切の報酬を要求せず、ボランティアでCAMUIロケットに援助する植松電機さんもペンシルロケットの頃の日本油脂(固体燃料)と日産自動車(機体)の協力に重なります(参照↓)。
ただ、残念なことに、50年前の糸川先生と同じ誤解と因縁を某国会議員様につけられてしまい(兵器への転用、テロへの悪用)、最近は打ち上げが自粛されているのが本当に悲しいです。打ち上げ直前に液体酸素を注入しなければいけないロケットがテロに使える訳ないだろ!悪いジンクスまでそっくり糸川先生から引き継いでしまいましたね(w)。ついでに言うと、その因縁つけてきた議員っちゅ~のが、元旭川市議会議員で私が旭川にいた頃、職場がらみのコネで強制的に後援会の選挙活動の手伝いをさせられた相手だったというのが尚更腹がたつ!!私、この議員様の選挙カーに乗って当選を応援していたんです!!ねぇ?元防衛庁副長官様(←バラしてんじゃん...)永田先生、本当にご免なさい!!もう20年も前の話なので許してください。
この技術、絶対モノになりますよ。世論に負けずにハイブリッドロケットで観測ロケットの市場を確立して欲しいです。
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