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2019年5月22日 (水)

風巻友一氏の残した銘玉

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コシナ研究会さんの同人誌でも絶賛されていたコニカS。縁有って(参照:退院後の母の介護 最近すっかり愛機になっています。

ライカってそんなに大げさに騒ぐカメラですか?十分ライカと同じ仕事しますコニカS2 でもご紹介しましたけど、レンズ交換せず標準レンズだけで撮るならライカと同じ仕事が十分できるというなら見せてみろ!という事で作例貼ります。

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まあ、こういう観光地写真なら当たり前に写ります。

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60年前のカメラ、同時期のキヤノネットなどと比べても発色の鮮やかさは際立っています。さすがはフィルム屋さんの作ったカメラだけあります。

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さすがに「生きているファインダー」の恩恵で最短撮影距離でも安心して構図が取れます。

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タイムラグが少ないフルマニュアルのレンズシャッター機の恩恵はタンチョウ撮影でも生かされました。

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ちなみにレンズ構成。設計は風巻友一氏。コニカⅢ説明書より。手を抜かずコストかけているのがわかります。ミノルタの神尾健三氏と小倉敏布氏は著書の「ライカに追い越せ」(朝日ソノラマクラシックカメラ選書/1995年)の中で「ライカはズミクロンで空気レンズを最初に発明したかのように宣伝していたが、ミノルタでもスーパーA用のスーパーロッコール50ミリF1.8ですでにやっていた」みたいな事書いていましたが、同様にコニカでもすでにやっていました。

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おお~!びっくりするほどヘキサノン48ミリF2と構成が似ている。風巻氏が一方的にライバル視していた(w)伊藤宏氏設計のセレナー50ミリF1.8の堅実で守りの設計(空気レンズ無し。3群目の前後を極端に曲率を緩くして収差発生を抑えるなど)から比べるとスーパーロッコールもヘキサノンも1950年代当時最新のレンズ設計理論を駆使していた事がわかりますね(参考資料:ミノルタスーパーA。Q氏所蔵↓)。

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まあ、生前の伊藤宏氏も当時は空気レンズに懐疑的だったような記述をしてましたね。私的にも空気の境界面が少ない分、逆光はズミクロンの7枚玉よりヘキサノンの方が強いと思います。

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さすがにこれだけきわどいシーンになると、レンズシャッターの開口効率の問題(フォーカルプレーンシャッターは直進運動だけどレンズシャッターは往復運動をする関係上、同じ露光量でも実際にはレンズシャッターの方が露光時間は長い)で、ブレが出ます。露出精度上は1/500秒は確かに出ているんですけど...まあ、こういう写真を撮るくらいに極限を極めている意図ではない限り十分「ライカと同じ仕事」はしてくれます。つか、このカメラでこんな写真撮るのは増田だけだ。

ライカって使ってみたいけど自分に使いこなせるかどうか不安という人は、まずはコニカSでトレーニングするのをお勧めします。コニカSで思い通りの写真が撮れる人ならば間違いなくライカごときは使いこなせます。というか、ライカより使いやすいんですけど(w)。つか、ズミクロンより写り良いんじゃないか?ヘキサノン!

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