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2019年8月26日 (月)

ライカはなぜそこまで憎まれるのか?

以前にも、ライカで写真を撮っていたらプロの写真家から顔を真っ赤にして歯軋りして食って掛かられた経験を何度も書いていますが、なぜライカってそんなに憎まれるんでしょうか?

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これは鶴居村での経験ですが、望遠レンズは出番が無さそうなシチュエーションだったのでかさばる一眼レフはカメラバッグごと全部クルマのトランクルームに片付けて、ライカ1台、50ミリレンズ1本だけで勝負したことが有りました。私の予感が当たって見事シャッターチャンスが到来!

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そん時の写真です。ライカM6,ズミクロン50ミリF2、フジクロームプロビア100

ライカモーターの恩恵も有って見事に連射も決まり「やった!」と無言でガッツポーズを決めたとき、なぜだか隣にいたオッサンが「けっ!せっかくのシャッターチャンスなのにそんなバカチョンで撮っていたら被写体が台無しだ!」と因縁をつけてきました。私、何か迷惑かけましたか?

「な、なるほど。ライカはバカチョンですか?」と聞くとそのオッサン曰く「バカチョンだ!ライカなんてボタン押すだけで誰にでも撮れるだろ?」とものすごい暴言。そして「35ミリ版で撮った写真なんて鑑賞する価値ねぇんだよ!こういうカメラじゃないと。」と見せびらかしたのはリンホフマスターテヒニカ。「うわぁ、4×5版で動く被写体撮れるなんてすごい腕前ですねぇ。じゃあそのカメラでどんな写真撮ってるのか見せていただけませんか?」と、私。するとそのオッサン「無礼な若造だなぁ!写真見せて欲しかったらまずお前の写真を見せるのが礼儀ってもんだろうが!!」と至って正論な返答。

「ええ、私の写真でしたら阿寒のタンチョウ観察センターに一杯貼ってありますからぜひ見てください。私、増田と申します。」と応えると、そのオッサンとその取り巻き連中は一斉に爆笑して「こいつ、本物のどシロウトだ!いいか、私の写真見て下さいなんていう奴は素人なんだよ!本当の名人は他人に作品の批評を求めたりはしないんだ!名人は誰にも写真を見せず、常に自分に高い目標を設定してその目標に向かって一人で創作活動するんだよっ!ぎゃはははは~!」と爆笑したあげく機材を片付けて泊っていたワンボックスカー(長野ナンバーでした)に乗って消えていきました。何だったんだ?アレ...

んで、翌日。その阿寒タンチョウ観察センターに河岸代えして、長タマ組み立てていたところで、昨日の件のオッサンが来まして、ペンタックス645に見たことも無い巨大な反射望遠(たぶんペンタコン6用の反射望遠レンズだと思う)をドーン!と組み立て始めました。その威容に周りの見物客も「見たことも無いレンズだ。見せてくれます?」と人だかりになるも、そのオッサン「見せません!貴方らには目の毒です」と組み立てたカメラに帽子を被せて取り巻きと共にセンター内の食堂に入りダラダラと談笑。いつまでも写真を撮ろうという気配すらない。目の前で、こんなステキなシャッターチャンスが繰り広げられているのに...

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昨日の件もあり、さすがに温厚な私も少々腹が立ってそのオッサンに言いました。「昨日はどうもお世話になりました。でここに飾ってある私の写真の感想をぜひお聞かせください!」と...。するとそのオッサン、私の顔を見ようともせず、聞こえているはずなのに何も聞こえていないような態度で無言のまま私のことがまるで見えていないかのように通り過ぎて消えていきました。結局1枚もペンタックス645で写真なんか撮って無かったです。

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つまり、このオッサンはお金持ちで高価なカメラ機材をたくさん持っているけど、写真は撮れない「コレクター」で、写真の腕前に自信が無いから他人に写真を見せられず、機材自慢だけしかできなかったんですね。で、一眼レフもカメラバッグも持たずライカ1台だけでタンチョウなんか撮っている私を「何勘違いしているんだ?このブランド狂のどシロウト観光客は?」と舐めてからかったつもりが実はタンチョウ写真歴10年以上のベテランだったので引っ込みがつかなくなったんでしょう。こういうのを私は「丘サーファーのボード自慢」「ヘボ釣り師の竿自慢」と呼んでいます。写真の腕前で人に自慢できないから機材の自慢しかできない。機材を飾って見せびらかすだけなら腕前の下手くそさはバレませんから(w)。でも、そんな他人を馬鹿にしてばかりいると「じゃあ貴方の写真を見せてください。」と反撃されたとたんに今までの見栄自慢が崩壊する。中身の伴わない機材自慢は結局自分自身が恥をかくだけなんですけどね...

私のブログで、とかくテーマに上がりやすい「他人の嫉妬、やっかみ、ひがみ」ですが、私が尊敬する日本の宇宙開発の父、糸川英夫先生(参照:1978年の宇宙本、第2報 )もその天才ぶりからマスコミの嫉妬に悩まされたとあります。糸川先生を個人的なひがみで執拗に攻撃した朝日新聞社の記者(名前でググられてこのブログが検索ヒットされるのが嫌なのでここでは名前は書かない。)の話はこの人が詳しく書いています(参照:嫉妬と恨みのマネージメント 糸川・隼からイトカワ・はやぶさへ)。おぉ~「黒の試走車」の梶山季之氏も注目したくらいですから、そうとう当時注目を集めたんでしょうね。

>何事をするにも、周囲の嫉妬に気をつけろと言うことである。糸川博士も他人の嫉妬に足を引っ張られた当人である。

私も散々他人の嫉妬に合ったので「嫉妬されないよう」身の振り方に気をつけるようになりました。

「遊びで写真を撮っているアマチュアのくせにライカなんか使っているせいで俺は激しく精神的苦痛を強いられた!だからマスダがわざと嫌がる中判カメラを無理強いしたんだ!これは報復なんだよっ!」「増田がライカで本当に写真を撮っているなんて知っているよ!みんなお前のウェブサイト見てるんだから!そんなにプロから”貴方は写真がお上手ですね”って褒めて貰いてぇのかよっ!」とか言いがかりつけてきた某CGWorldの大写真家センセイ様の名言。

「嫉妬されるのが嫌なら誰にもカメラも写真も見せない事だ!」

ごもっとも。それ以来、こういう嫉妬やっかみ僻み妬みを言うような人間には二度と写真もカメラも見せないようにしています。だって嫉妬やっかみ言うような奴から学ぶ知識やスキルなんて有るわけないですから。

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だから私の亡き父が伯父貴の送ってくれたフクロウの写真を見て「け!あいつは写真が上手いんじゃない!カメラの技術にオンブに抱っこしているだけだ!あんな良いレンズ持ってたら誰だって良い写真撮れる!」と吐き捨てるように言ったんで「いやぁ、お父様の仰るとおり!あんな良いレンズ(どんなレンズか知らんが)持ってたら誰でも良い写真撮れますよね!じゃあ物置に入っている僕の600ミリレンズ貸してあげるから一緒に鶴居村に鶴の写真撮りに行って叔父さんの鼻をへし折ってやろうぜ!」と挑発したとたん駆け足で外へ逃げていった父にももう写真を見せるの止めました。相手にするだけ時間とエネルギーの浪費です。アカの他人が嫉妬やっかみ言うのはもう慣れていたけど、まさか自分の親がこんなみっともない事を言う人間だったとは息子として非常に情けなかったですね。まだ挑発に乗って「おう!光紀が手伝ってくれるんなら百人力だ!こんな良いレンズ持っていたら俺だってこの程度の写真は撮れるって事を思い知らせてやる!」とでも言ってくれればまだ救いは有ったんですが....

ライカなんかより自分の機材のほうが優秀だってんなら、その自慢の愛機でライカを見せびらかす生意気なアマチュアの鼻をへし折るような傑作写真を見せてやろうとはどうして思わないんだろうか?別にタンチョウやフクロウに挑めとは言わない。普段自分のライフワークにしている撮影分野でいい。富士山でもいいし、旅写真でもいいし、アイドル写真でもいい。「この撮影ジャンルでこの機材でなら俺はライバルに負けない自信がある!」という自分だけの「得意な分野」を一つでも極めるのがプロのプライドじゃないのか?

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コメント

機材オタクと言うだけならまだしも、見せびらかしに来て写真撮らないなんて頭おかしい輩ですね。
汚れないように自宅に飾っておけばいいのにさ。
ギャフンと言わせられて良かったわ\(^o^)/

良い機材が無いと撮れない写真も有りますけど、今有る機材をどれだけ活かして撮れるかだわ。
増田さんお持ちのカメラ達は、いろいろ活躍の場が在って嬉しいわね^^

はい、私も飾るために作られたカメラを否定はしません。戦前のツアイスが発売したコンタレックス(空前絶後の35ミリ二眼レフ)とか。「飾るため」「見せびらかすため」のカメラの存在を私は決して否定しませんし、実際に持ってます。でも、私はそういう「見せびらかすためのカメラ」は人前で決して見せません。
でも言います。ライカM6は見せびらかすカメラなんですか?SMCペンタックス250-600ミリF5.6EDは大金持ちが居間に飾っておくためのオブジェなんですか??私はライカM6は「出刃包丁みたいなカメラだ。こいつがあればどんな思いもよらないシャッターチャンスにも対応できる。その逆に文化包丁みたいな、どんな料理にも一応対応でる多機能カメラには応用性では勝てない。つまり、「突発的なシャッターチャンス」専用のカメラがレンジファインダーなんだと。私もつくづく思い知りました。ペンタックスの250-600ミリは15年間私の相棒でした。
動物写真家はカメラの自動化には依存していない。むしろ、ピンボケでも露出がずれていてもいいから「決定的瞬間」を写し止められる方がよっぽど大事だ!これは動物写真家の吉野信氏もおっしゃってます。ああ、そう言えば吉野信氏もライカM5を愛用されてますね。
酷使されズダボロになって故障しても、見た人が感動するような写真を撮ることができれば、それこそが愛するカメラに対する最高の愛情と供養だと思うのですが。

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