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2019年9月30日 (月)

イスラエルもインドも月着陸失敗!

昨日に続いて本日も宇宙開発ネタです。

トランプ大統領は本気だ」で紹介したインドISRO初の月面探査機チャンドラヤーン2号。どうやら着陸に失敗したらしいとのニュース(詳細)。インドは日本(4番目)、中国(5番目)とともにアジア3大宇宙大国で「10大宇宙クラブ(7番目)」の仲間ですので応援していただけに「残念!」。

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「10大宇宙クラブ」の仲間と言えばインドに続く8番目の人工衛星打ち上げ国イスラエルも今年の4月に初の月面探査機ベレシートが着陸に失敗して喪失している(詳細)。

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これを見ても無線が届くまでにタイムラグが大きい深宇宙で、なおかつパラシュートが使えない無大気の天体に無人の探査機を遠隔操作で着陸させることがいかに難しいかがわかる。宇宙クラブの大先輩、旧ソ連とアメリカも最初の月着陸では大変苦労しています(資料:全記録宇宙開発ー限りなき人類の夢と希望/米ソ・世界の宇宙開発)。

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月面軟着陸1番乗りのソ連の方法↑(ルナ9号/1966年)。

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月面硬着陸のレインジャー4号/1962年。ソ連もアメリカもずいぶん知恵を絞って苦労しています。でも結局レインジャー計画での月面着陸は全て失敗しています。アメリカがまともな月面軟着陸を果たしたのは本番のアポロ11号のたった3年前の1966年に着陸したサーベイヤー1号(おおまかな歴史)。いかにアポロ計画が綱渡りのように危険なミッションだったかがわかります。50年前にこれだけのことをやってのけた米ソはやっぱり凄い!

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これを見ても、月面の裏側に軟着陸して映像を送信してきた中国がどれだけ画期的だったかがわかりますね(詳細)。

ここで言いたいのは私は断じてインドやイスラエルの失敗を茶化しているのではなく、大先輩のソ連とアメリカも過去に失敗を繰り返しているのだから、たった1回の失敗で諦めないで何度も挑戦して欲しいという事。糸川先生も「失敗は成果だ!」とおっしゃっている。

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ちなみに私は中国共産党の独裁体制が嫌いなだけで中国の文化や歴史や中華料理や中国製品は平等に評価をしているし、また中国の宇宙開発は素直に称賛している人間です。

う~む。日本が2021年打ち上げ予定の月面軟着陸実証機SLIMも本当にうまくいくのか心配になってきたぞ..

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