死刑囚の食事を再現
大学で心理学を学んだ同僚が「心理学の授業で、本物の死刑囚と会った事がある」と話され驚いたことがある。今は確定死刑囚は親類と弁護士しか接見は許されないと聞いたが、まあ見事に頭が剥げ上がったくらい高齢な方だったので、たぶん私が生まれる前のお話だったと想像する。
そういうお話を聞いて、不謹慎にも私もなんだか死刑囚の気分を味わいたくなり(ウソです。死刑囚の食事が美味いか知りたかっただけです)、有名なサイトを見て再現してみました。まあこんなもんか?
中華卵スープ(これは私も好きで良く作る)。豚肉のスタミナ焼き。切り干し大根(これも私の好物で実家に帰ると、母はタッパー一杯に作り置きしてくれる)、麦飯の組み合わせ。
まあ普段から食べ慣れている物ばかりなので、まともに調理すれば不味くなりようがない(w)。が、いつ死刑執行のお迎えが来るかの恐怖の中でトイレから異臭を放つ3畳間で監視カメラに見つめられながら食うのと、私みたいにネット見ながらワインを晩酌に飲みながら食うのでは味は100倍くらい違うだろう。もし自分同じ立場になったら、味わう心理的余裕などまずないはず(と、思う事自体、自分の心理構造が犯罪者と異なる証拠なのかな?死刑宣告受けるほどの犯罪を犯す程の凶悪犯だったら、そこまで神経が繊細な訳無いか?)。
客観的に食べてみての感想。まず第1に「絶望的に緑黄色野菜が足りない!」すみません。この写真撮った後、我慢できずにトマトとカイワレ大根を加えました(w)。第2に「肉が硬くて噛み千切るの大変だ!自殺対策でナイフもフォークも持たせられない事情はわかるが、だったら肉を一口サイズに切ってくれ(犯罪者に対して何を言う!?)。」第3に「個別には好きだがポークソテーと切り干し大根って、合わなさ過ぎ!もっと組み合わせを考えて!キャベツ炒めとかミックスベジタブルとかあるでしょ!?」(ちなみに麦飯は私も毎日食しているので何も不満は無い)
ああ~!やっぱり自分の金で好きなものを選んで食べられるのが一番幸せなんだ!というごく当たり前の結論に至りました。
「刑務所は屋根付き布団付き週休完全2日(これは私の職場より勝っている..)制で1日三食必ず食えるから娑婆(シャバ)より快適だ..」なんて言って年末になるとわざと万引きや無銭飲食で逮捕されて自分から刑務所に入る「懲役太郎」が後を絶ちませんが、「自由」とは「自己管理という責任が必ず付いて回る事」。自己管理できない人間は他人に人生を管理される「自由のない人生」に甘んじなければならない。
私は自由のない刑務所に入って家畜のように飼育されたいなんて絶対思わないです。貧しくても、自分で食うもの住む場所買うものを選べる人生が何て素晴らしいか..まあ、好き好んで刑務所に入りたがる人は、その「食うもの住む場所買うものすら選べないほど困窮した結果」の選択なのは知っていますが..
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