アルテミス計画発動！

この前、「リアル宇宙兄弟」でも書いた、アポロ計画以来50年ぶりの有人月面探査計画に日本も正式に名乗りを上げました！

ここで日本政府が条件として出した「費用対効果が高いプロジェクト優先」ですが、どういう意味でしょうか？つまり、宇宙船作りをさせてくれずに「費用だけ出せ」は許さない！日本も、継続的に使用できる宇宙船を作らせてくれという事なんでしょう。

すでに無人物資輸送機HTV-XはJAXAが提供することでほぼ確定していますが、日本政府としては「輸送機の次は月面車も日本に任せて欲しい！」という事ですね。すでにトヨタが名乗りを上げています！

車内全部が気密室になっているので宇宙服を脱ぐことができるうえ、車内で数日間生活ができるんです。これもアーサーＣクラーク氏が小説版「2001年宇宙の旅」で描写したムーンバスそのものだ。映画では特撮の手間を省くため空中に浮かんでますが（画像参照↓）

小説版では金属製の車輪を回して走っています。金属製の車輪でも乗り心地を損ねないため「フレックス車輪」といってタイヤスポークの1本1本がサスペンションになっていて衝撃を吸収するようになっています。

さて、アルテミスと聞いて思いだすのはギリシャ神話。言うに及ばずアルテミスはギリシャ神話に登場する月の女神です。日本では「セーラームーン」の愛野美奈子のお供のネコで有名ですね(画像左↓)。

何でオスなのにアルテミス？美奈子も突っ込んでます「オカマ猫！」って（ｗ）｡

アルテミスは太陽神アポロンの双子の妹なんです。「アポロの次の計画なので相応しい」ＮＡＳＡのネーミングセンスは抜群だと思います。ちなみにアポロ計画の「アポロ」も「宇宙に神はいない！」というソ連のコメントに対する皮肉です（ｗ）。

さて、アポロンにアルテミスと言うと私の世代でお馴染みなのは吾妻ひでお氏の少女漫画「オリンポスのポロン」。何とこの文章打っている最中に吾妻ひでお氏の訃報が流れた！（また「虫の知らせ」が当たった．．．）お悔やみの意味も含めてご紹介(黙祷！)

これ、「コロコロポロン」の題名でアニメにもなっています。当時大好きなアニメで、今でも主題歌歌えます(w)。ギリシャ神話のパロディですので名だたる神様がたくさん出てきます。

太陽神アポロン。主人公ポロンのお父さんです。

で、こっちが月の女神アルテミス。ポロンの叔母さんにあたります。狩りが趣味で弓の名人というギリシャ神話の設定を忠実に描いています。

左から順に「ヘラ」ゼウスの本妻でアポロンとアルテミスの母親(若いな．．)、「アフロディーテ」ゼウスの妹でエロースの母親､「アルテミス」です。

ちなみに、月の女神にはセレーネというのも居て、商売敵なのでアルテミスとは仲が悪い（ｗ）。

同じジャンルの神様が複数いるとは、「神様」も職業なんでしょうかね？そういえばお酒の神様もディオニッソスとバッカスの2名が登場している。

なお、月の女神セレーネのお姉さんが有名な曙の女神イオス。某カメラメーカーの登録商標で世界一有名なカメラの名前になっていますが、イオスもアニメに出ています(w)。二日酔いで寝坊の常連のアポロンを毎朝起こすのが仕事(w)｡寝起きが悪いアポロンにキレぎみ(w)｡

目覚まし時計．．．さすが夜明けを知らせる女神だけはある(w)｡いやぁ～吾妻ひでお氏のキャラデザインのセンスは逸品でしたねえ。

改めて全話見たくなってきました。アルテミス計画発動記念にアメリカで再放送したらウケるんじゃないでしょうか？ちなみにアメリカ放送時のタイトルは「Little Pollon」。