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2020年1月19日 (日)

執筆状況

そこでだ、冬コミ終了時に予告した次回作「レンズはどこまで明るくできるか?」ですが、本文は本日ほぼ書き上げました(早っ!)ええ、元々Drマスダの写真レンズ教室でいつか書こうと温めていた原案ですので。

まあ中川治平先生の著作2冊のこの2ページだけで、もう本のあらすじ全て説明しきっているんですが(ネタバレ。ヒントは「アッベの正弦条件」)..ちょっと困ったことが。

Cimg3009

いやあ、これがねぇ、小倉磐夫氏も中川治平氏も吉田正太郎氏も判で押したように「オランダ・オーデ・デルフトF0.7(上画像中央)が世界で一番明るいレンズ」と記していながら、

Cimg3010

同じ中川氏の別の著書「レンズ設計の論理」ではこんなのが堂々と紹介されているんですよ(前も書いたが)。いったいどっちが正しいのか?

Cimg3011

「プラナー50ミリF0.65」これは試作で発売されなかったのか?年号書いていないし...明らかに後述のプラナーF0.7とは構成図異なるし(似てはいるが)...

まあ確かに、F0.7クラスのレンズはアポロ計画や映画「バリー・リンドン」で使われたプラナー50ミリF0.7を例外として(参照↓)

50f07 50f07_20200119223701

ほとんどがレントゲンの間接撮影用レンズなので面白くもへったくれも無かったです。私も診療放射線学科への入学を考えなかった訳でも無かったのでそこそこレントゲン撮影の知識はあります。

これが直接撮影(良く胸部レントゲン撮影で使われる)。日光写真みたいなものでレンズは使いません。肺の撮影はだいたいコレです。

Photo_20200119203501

で、まこちん様を始め多くのレンズグルメ達を悩ます謎のレンズはこの間接撮影で使います。

Photo_20200119203601

蛍光スクリーンとフィルムの間にあるでっかいレンズがそれです。フィルムの代わりにCCDカメラを使ったら動画も撮れるのでバリウム造影剤を飲んで胃の撮影をするときに使います。間接撮影では直接撮影よりもX線を強くしなければいけないので少しでも被曝量を減らすために明るいレンズが求められるんですね。納得しましたか?ちなみに蛍光スクリーンは鉛ガラスなのでX線自体がフィルムを感光させる心配はありません。

はい、これで使い道わかりましたね。超マクロでしか使えない理由も。

通常の撮影では使えないんだからあんまりおもしろくない本になりそうだな。で、佐藤さんのブログの感想「構成上、多群ズームの各構成を順番に追っている為広角、標準、望遠やカメラ用、ムービー用が入り乱れるのでやや読み手側に整理を要求するし、そもそも読み手側の想定スキルも相当に高いのだが、」には反省すべき点も多い(正直、こんな学術論文みたいな本誰が買うんだろう?と少々投げやりに執筆していたのは認める)ので、次回は「ズームレンズのあゆみ」の前半部分。ズームレンズの構成と分類の所をコミックス化してみようかと考えています。あさりよしとお先生の「まんがサイエンス」みたいな感じで。これなら初心者でも手に取ってくれるでしょうし、私も執筆しがいがあります。

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