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2020年4月11日 (土)

コロナ恐慌で個人投資家はどれくらい被害にあっているか?

興味がある人は多いでしょうから、個人投資家の末席にいる私が恥をさらして自分の損益を自慢自虐して差し上げます。開き直りか?いえいえ、これから投資をしてみたいという勇気のある方に、「節度持って取り組めば、どんな恐慌下でも投資はそれほど怖くない」ことを知って欲しいんです。

覚悟はしていたが、今回のパンデミック後、最初の目論見書が届いて、やはりその数字に事の深刻さを実感(絶望はしていない)。

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私個人としては株が一番暴落していると思ったんですが、USドルの下落が一番激しかった。

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米国にコロナウイルスが拡散したのはむしろ日本より遅かったくらいなのに、何も対策してこなかったツケがこれです。しかも死者の大半が黒人だというじゃないですか?目先の利益に目がくらんでオバマケアを廃案にした結果がこれです。私も国民医療保険を廃止にしたら伝染病が広まった時に手が付けられなくなることは予測してました。後出しジャンケンじゃないですよ!ちゃんとマイケル・ムーア監督が映画「シッコ」でこのことを10年以上昔、ブッシュ大統領政権時代に警告している。が、まさかトランプ大統領の在任期間中に起こるとは思わなかった....起こるとしても20年後30年後のことだと思ってました。何~んで、アメリカ行ったことも無いくせにUSドルこんなに持ってるんだ?自分(理由は後述)!

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エリア88第1巻第1話より...

すみません、「何万ドル」程度だったら私も持ってます。戦闘機は買えませんが...

ちなみにシンが除隊したときの給料がたったのUS8.000ドルってのも驚いたんですが(↓)、一時期は3億円に匹敵する賞金稼いでいたのになぜ?8千ドルじゃあ戦闘機のタイヤくらいしか買えない...

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もちろん違約金150万ドルを払いさえすれば退役できる制度が途中で無効になり3年間の兵役が義務になった時点で「サキが早まって自決しないように俺がサキを守る!」と決心した頃からシンの戦闘機購入もなりふり構わなく(F20タイガーシャークとかX29とか)なったし、首都が陥落してザク政権が崩壊した時点で給料が振り込まれなくなり、貯金を食いつぶしながら戦っていたんでしょう。でも、この残高じゃあ数か月も持たなかったんじゃないかと思います。サキの親心ですね...

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意外に、景気の動向に真っ先に反応する株価の方が下落が激しいかと思ったら、まだ利益が残っている銘柄が多くて、自分の銘柄選択のセンスの良さを見直しました(マジ!)。上から順に国内中小株、グローバルロボティクス、フィンテック、3倍3分法ファンド、ベンチャー株。

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上から産業競争力強化ファンド(4年前マツダが最高益を上げた時8万円の配当があったファンドがこれ)、AIファンド(この騒ぎでもAIは強い!)、モビリティイノベーション(自動車関連)(言うまでも無くどん底です!)、J-REITリサーチ、JPMディスカバリーファンドです。AIとフィンテックはパンデミックに強いのがわかりました(個人的な分析です。買うかどうかは自己責任でお願いします)。

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上から順にフューチャーバイオテック、グローバルSDGs株式ファンド、スペース革命(宇宙開発関連株)。この騒動で、製薬会社の株価こそ上がるべきだと思うんですが、コロナウイルスに対し、何ら有効なワクチンや特効薬を生み出せないでいる製薬業界に対し、相場は厳しい評価を下しています。宇宙開発も、先のオバマケア廃案を理由に米民主党が今年の大統領選挙に勝利してトランプ大統領が落選したら、まず疑うのがアルテミス計画の白紙撤回。これが中止されると世界中の宇宙開発関連企業の株価が暴落する...「アメリカ国民が次々と病魔に倒れている時に月なんか行っている場合か!」民主党政権だったら言いそうだ...私はコロナウイルスと宇宙開発は全く別問題で、むしろ新薬開発のためにこそ無重力空間での実験は継続しなければならない。宇宙開発を諦めた人類に未来はないと信じています。

で、結局どうするか?というと、成長産業で、むしろ株価が暴落した銘柄を今後も追加注文していくと思います。だって、人間は今更自動車に乗ることやネットを見ることを辞められないんですから。

12年前のリーマンショック時に胃に穴が開きそうな程心理的大打撃を受けたのは(結局、「損切り」を一切せず全資産を「塩漬け」したおかげで結果的には実被害はまったく無く済みましたが:参照)「ひとつの籠に卵を全部入れるな」という投資の基本を忘れ、当時の全財産を1銘柄(グローバルソブリン)につぎ込んでしまったからです。アベノミクスでかろうじて利益を回収した後は全額現金に戻して2年くらいは投資の世界から足を洗っていた程精神的に消耗しました。「個人投資家の9割は3年以内に退場する」とはよく言ったもので、私もそのまま退場していれば良かったのに...自分が買った銘柄の評価額が高騰したり配当金がたっぷり出る快感と興奮は忘れられませんでした。懲りずに2年後、少しは投資に関する生兵法を勉強して投資の世界に戻る際に、このグロソブ解約後現金に戻した資金でUSバンクローンを買い漁ったんです。私の所有資産のうち妙にUSドルの比率が高いのはこのためです。

あのときの教訓から卵(現金)はなるべく小さくて多くの籠(銘柄)に分散するようになりました。また、投資に使うお金は金融資産の1/3までに留め(昨年はちょっと浮かれすぎてその1/3の限度額をちょっぴりオーバーしてしまったが...)、金融資産の1/3は国債や定期預金といった元本保証の安定資産(その代わりちっとも増えないけど)、1/3は養老保険(新卒の頃親に無理やり契約させられた。今は感謝しているが..)にしているうえ、安月給とはいえ毎月安定収入があるので精神的に平静を保っています(もちろん面白くはないけれども...)。

投資はあくまでもお小遣いの範囲内で、生活費をちゃんと確保した上で行いましょう。定職も安定収入も無いのに投資だけで生きていこうなんてパチンコで生活しようと言っているのと同じです。素人の個人投資家なんてサラリーマンが休日に家庭菜園で野菜を育てているのと同じレベルです。絶対にプロの農家さんには敵いません。

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