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2020年6月27日 (土)

オリンパスがカメラ事業を売却!

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Q氏からもメールで速報受けましたけど、前々からオリンパスのカメラ事業が不振なのはわかっていた(しかも私が「載せろ!」とCAPA誌でゴリ押しした「プリキャプチャ機能」はかつて株主総会で「ユーザーに理解できない機能は載せるな!」と散々株主から叩かれていたことを後から知った)。こういう日が来るとは予測していたけど、やっぱり現実になるとショックです。

「オリンパスがカメラ事業を売却!」

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年々寂れてゆくカメラ事業。一眼レフが生産高ピークになったのは1980年で、それ以降、1984年のミノルタα7000で少し盛り上がったことはあったけど、1980年の生産数を追い越すことは未来永劫無かった。理由はわかりますね。一般大衆は一眼レフを欲しがるほど写真に興味は無いからです。1980年に一眼レフの生産ピークが訪れた理由は当時のことを知っている人は百も承知。絞り優先自動露出専用でマニュアルを廃した低価格一眼レフが各社から一斉に発売され、コンパクトカメラユーザーを一時的に取り込めたからです。

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「シリーズ1/1000Sec」(新谷かおる著/スコラ刊)

装着しているレンズがGNニッコール45ミリF2.8という選択も渋い!!このレンズQ氏もお気に入りで自慢されていましたね。

このニコンEMってジウジアーロデザインでニコンF3と同時発売だったんですが、「AE専用機は日本では売れないだろう」と国内では当初未発売でした。それを「アサヒカメラ」の診断室がわざわざ海外から取り寄せて診断してその性能を絶賛したので急遽国内でも発売が決まったというトリビアがあります。映画の「ロッキー3」でもニコンEMが同じジウジアーロデザインのDMCデロリアンと競演していました(そう、「バックトゥザフューチャー」の前にすでにデロリアンが出演していた映画があったんです!!)。本当に一眼レフブームの時代でしたね。中学の音楽の先生がこれ持ってるのを見て「さすがオシャレだな」と共感した覚えがあります。

コンデジやスマホ全盛の今日ではなかなか想像できないかもしれませんが、あの当時のコンパクトカメラは望遠やマクロは「最初っから諦めて」いたカメラでした。

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1980年代当時のコンパクトカメラ。往々にしてレンズは38ミリF2.8単焦点で最短撮影距離は1m。風景とスナップと記念写真しか撮れないカメラでした。

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コンパクトカメラじゃあ撮れない、一眼レフじゃないと撮れない写真がファミリー写真層にも広がっていった時代です。子供の運動会を望遠レンズで撮りたいとか、彼女の料理をマクロレンズで撮りたいとか。

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つまり、こういう写真。マクロ撮影とか・・・

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望遠撮影とか・・・・

こ~ゆ~のはフィルムカメラ時代は絶対に一眼レフじゃないと撮れなかった。今ではこの程度はコンデジでも余裕(な訳ね~だろ!?)。スマホでも多少腕があれば撮れる(訳ね~だろっ!?)でしょう。

偶然でも何でもなく、マクロや望遠が一番苦手だったのがライカ(「じゃあライカが得意な撮影ジャンルってどんなのだ?」と知りたい人はこ~ゆ~写真だと思って下さい↓スマホで撮れると思うなら撮ってみろっ!)。

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1980年に独ライツ社は経営破たんし、スイスの計測機器メーカー・ウィルド社(皮肉にもベルテレが設計したアビオゴンの製造元)に救済合併されています。で、ウィルド社のライツ救済の条件が「カメラ事業を切り捨てること!」これ以降、ライカのカメラは{Leitz)と名乗ることは一切できなくなりました。発売当時いろいろ言われた「何でライカM6の軍艦部はのっぺらぼうなんだ?」という疑問は、登録商標の問題とか色々あった訳です。

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結局ライツ社最大の不採算部門で、経営難になった最大の理由(そこまで言うか!?)のカメラ事業はウェッツラーの町から追放され、現在のソルムスに島流しになり、平屋の社屋で細々と作られて現在に至ります。これが起こったのは私が中学生の頃ですが、この頃「カメラ毎日」は休刊。「カメラレビュー」も月刊から季刊になっており、すでに「カメラは斜陽産業なんだなぁ~」とうすうす感じながらも当時加熱中の「オートフォーカス戦争」にもろ手を挙げて拍手喝采していました。

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同じく、経営困難になって保谷ガラスに救済合併されたペンタックスもライツと同じ末路を辿りました。比較的収益率の高い計測器部門だけ保谷ガラスに吸収されたあげく、不採算部門のカメラ事業は放逐され、かつて、Kマウントの規格を無償で譲渡してもらった恩でリコーさんがペンタックスさんを見受けして下さいました。リコーにとっても写真機は創業事業で、

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今も細々ながら事業継続しているので、過去の恩があるペンタックスを助けたかったんだと思います。これはドイツ・フォクトレンダー社が倒産したとき、自分自身のカメラ事業が息も絶え絶えだったのに身銭を切って救済合併したかつてのツァイス・イコン社(結局自分自身のカメラ事業撤退を早めただけだったが・・・・)や同じくミノックス社が倒産したときに韓国サムソンが買収しそうになったのを無理やり救済合併したライカカメラ社にも通ずる所がありますね。カメラ以外でも、ポルシェが経営困難になったとき、ベンツが自社工場でも十分生産可能な190Eをわざわざポルシェに委託生産させて救済したことがあったそうな。ドイツもニッポンも、同業他社のノウハウが海外に散逸しないために損を承知で救済するという所がありますよね(カメラやレンズの製造ノウハウがどれだけC国やK国に盗まれたかはQ氏から散々教えられたが、怖いのでここでは書かない)。

オリンパスマイクロフォーサーズは猫写真家の岩合光昭先生や昆虫写真家の海野和男先生といったロイヤルユーザーがついていますからニコン1やペンタックスQのようにはならない・・・・と信じたい!!

とりあえず、買収先のベンチャーさん。オリンパスのブランド大切にして下さい!お願いします!!

とりあえず、コロナ第二波で外出できないので、またもや過去の画像のアーカイブスで〆ます。

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この雛、今は野に放たれて自然界で逞しく生きているんでしょうか?

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東山魁夷氏風に・・・花鳥風月って本当に癒されますぅ~。

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「300ミリ以上はよっぽどヘンなもの撮るときにしか使わない」って・・・・・タンチョウやフクロウは「ヘンなもの」なんですか?

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