3か月ぶりの目論見書
前回の目論見書から3か月目。9月末日〆の目論見書が届いたので見てみましょう。このコロナ相場は吉か凶か?
トータルリターンだけ見せましょう。
一枚目はすべて米バンクローン。すべて含み損出していますが、7月時点より損害は減っています。米ドルもだいぶ持ち直してきています。来年で満期(解約手数料がゼロになる)ので来年まで手を付けないでおきます。
上から順にJPM中小株、グローバルロボティクス、グローバルフィンテック、3倍3分法ファンド、7月に買ったばかりのデジタルトランスフォーメーション。
日本中小企業株、ロボット関連、フィンテックの伸びが凄いです!このコロナ禍で儲かっている業種は儲かっているということか。3年前グローバルロボティクスを酷評した週刊現代は謝って欲しい(3年も前の事を根に持つな!)。
上から順に日興グローバル・ベンチャーファンド、産業力強化ファンド(4年前マツダが史上最高益を上げたときに私に8万円も配当を払ってくれたファンドがコレ)、グローバルAI、モビリティイノベーション(自動車関連)、J-REITリサーチ。職場の同僚に「J-REIT今絶対オススメですよ!増田さん試しに買ってみてくださいよ!」と言われたから買った訳じゃないけど(勧められた時にはすでに持っていた)、唯一の赤字。試したかったら自分で買え!私を実験台にするな!。
「投資は自己責任でお願いします」
やはりAI株は鉄壁ですね。あと、長年低空飛行を続けていた自動車関連が今季ようやく黒字に転じました。
上から順に日興JPM日本ディスカバリーファンド、フューチャーバイオテック(製薬関連)、グローバルSDGs株式ファンド、スペース革命。製薬関連が急騰しています!やはりアビガン承認が追い風になったか?宇宙開発だけ赤字。いいんです。宇宙の「夢」に投資したかったから。
これは採算外でも・・・「インベスターZ」より
結論を言うと、この3か月で「100万円が空から降ってきました!!」解約していないからただの「含み益」で私のサイフが膨らむわけではないが。一体コロナ相場で何が起こっているんだろう?自分でも訳が分からないでいます(ちなみに一昨年12月には米中の報復関税合戦のあおりで、一時的とはいえ100万円の含み損を記録しています)。だから驚きこそすれ、喜んだりなんか絶対しない。
怖いから目論見書の事はしばらく忘れて日々の仕事に汗を流そう。たかが「含み益」です。これが「配当金が100万円」とかなら驚くが。正直私は宝くじで2000万円当たったくらいでもたいして喜ばないし自分の消費活動は何も変わらない自信はある(ただし驚きはする)。
↑こち亀13巻、「夢一夜?」より(秋本治著/集英社)。
流石に1億円が当たったらろくな死に方しなくなる自信はあるが
(スーパーカー買って即日事故って死ぬとか、飛行機の免許に挑戦して墜落死するとか、世界一周旅行に出かけて秘境で遭難死するとか、嫉妬に狂った隣人に背中から刺されて死ぬとか)・・・ちなみに今月の配当金はゼロです(←訂正:グローバルAIファンドで3千円の普通分配金がありました)。つまり解約しない限り実質の収入はゼロ(3千円)。そんなにうらやましがられることは何も無いです。
これ見たらわかる通り、私は「高給取りって責任が重くて大変そうだなぁ~」と思うことはあっても羨ましいなんて思った事は一度もないし(だから研究所勤めや公務員の姉や従兄を尊敬はしても嫉妬なんかする気も起きない)、個人的には贅沢とか見栄とか名誉とかはまったく興味がない人間です(だからアスペルガーだと言われるんだ)。ナントカ大学の名誉教授とかが大挙して押し寄せるナントカ学会のシンポジウムとかに窮屈なスーツ着て出席してみたいですか?あたしはああいう世界は二度とゴメンですね。中古でもいいから二束三文のベンツ乗ってライカ買って、高級レストランでトリュフやキャビアやフォアグラを実際に食べてみたら「こんなもんが贅沢なのか?」と思うはず。ベンツよりフィットの方が絶対楽だし、ライカなんて標準レンズ1本で勝負するならキャノネットと同じだと以前書いたし、トリュフよりシイタケの方が美味しいしキャビアよりタラコの方が美味しいしフォアグラよりコンビーフの缶詰(これも今では良い値段しますが)の方が美味しいと思う。「金稼げ金!世の中カネがすべてなんだ!!」という両親の教育の元で投資でガツガツ金稼いできたけど、ゲームのスコアを上げているみたいで実生活には何も反映されていない。「金稼げ!カネだ!」という父に証券会社の目論見書を見せたら「チッ!」と舌打ちして逃げるだけだったし、最近は母も「もうこれ以上貯金するのやめなさい。貰った給料は全額使い切りなさい。お母さんの教育が間違っていたわ。」と言うようになりました。両親にとって「金稼げ」イコール「出世」であり、「稼いだお金は全部使う」程度のリテラシーしかなかった。贅沢にも出世にも名誉にも温かい家庭にもむちむちプリンの美女にも夢のマイホームにも何も興味のない人間にいくらお金への欲望を語っても無意味だったいう事です(自分でも仙人みたいだと思う)。
「インベスターZ」でも同じこと言っている。
カネの使い方がわからないカネの亡者ほど惨めなものはないのは「金色夜叉」の間貫一君が語っている。
赤樫満枝からも「高給取りなんだからもっと上等な店で食事しなさいよ」と言われてましたね。
で、結局増田はいくら金持ってるんだ?と思われるでしょうからヒント。現在日本でNISA口座は1000万口あるそうなので日本人の10人に一人は個人投資家という試算があるそうです。NISA口座持ってない個人投資家もいるだろうし(多分)、個人投資家の9割は3年以内に退場する世界(参照)なので私みたいに現在進行形で20年間も売り買いを続けている投資家は実際には50人に一人くらいじゃないでしょうか?で、どうやら私ごときでも日本の個人投資家のうちで「上位20%程度」にはランクインしているようです(あとは察してください)。
「こち亀」で賃貸アパートの室内にポルシェをしまって一緒に生活している男や
家と土地を全部売っぱらった資金でフェラーリ買って一家で車内で生活する家族がでてくるけど(当然のごとくどちらもすぐそんな生活は破綻します)、
ナンバー付けずに車検を通さず車庫に死蔵するだけなら私も買えます。バカバカしいのでしないが・・・
何度も言うけど、個人投資家で本当に利益あげている人なんてたった1割。9割は損し続けても過去の泡銭が忘れられず止められないでいるか、または3年以内に退場する恐るべき世界です。一応私も今まで過去の含み損はすべて回収してきましたのでコンスタントに利益を上げている上位1割にはたぶん入っているんでしょうが、1年で利益30万円とか100万円とかで「俺は勝ち組なんだ!」なんて言えますか?あたしは絶対言えませんね。投資だけで飯が食える人なんて数%で「トップだけが利益を独占する」厳しい世界です。上位20%以上にランキングしている私でも全然食えていない(マイナスにならないだけでも綱渡りです)!!私は昨年は33万4千円しか稼げなかった(参照→)。前も書いていますが私の真似したければぜひどうぞ。ほぼ確実に後悔しますから(本当に夢も希望の無い事ばかり言う人間だな私ゎ・・・)。
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