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2022年5月 4日 (水)

アルテミス計画は没らなかった!

今回のロシアのウクライナ侵略により、ロシアが国際宇宙ステーション(ISS)と有人月探査計画アルテミス計画から実質撤退したせいで、宇宙開発関連の株価が急落した話は先月しました。あたし、宇宙開発にトヨタ86の新車が買える位投資してます。でも、金額面の損失はさして気にしていない。「またしても有人月計画が没になるのか?」そっちの方が心配でしたが、昨年末にすでに実機が完成し打ち上げ台にも乗せられたSLS(スペースローンチシステム)はどうやら今月中に打ち上げ決定したそうです。良かった・・・・これで株価も少しは上がる(←結局気にしてんじゃん!←そりゃそうでしょ?300万溶かしてられるかっ!!)

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今回は無人。だけど月周回軌道は回って「日本製の!」無人月着陸機オモテナシ号を投下するという本格的な月探査計画です。無人と言う点では7号以前のアポロ計画に相当します。無人探査とは言え、半世紀ぶりの月面探査の最初のパートナーに日本のJAXAを選んでくれたのが嬉しい!50年前、日本が最初の人工衛星おおすみをやっと打ち上げたときすでにアメリカは月に人間を送っていた。おおすみの打ち上げにも関わったJAXA名誉教授的川泰宣先生も当時の事を「あいつら月に行きやがった」とカネも技術も人数も圧倒的に引き離された現実にさぞや無力感を感じたことと思います(幼稚園時代の私ですらそう思いましたから)。

それが今やNASAから有人月計画のパートナーとして名指しして呼ばれたんだと思うと50年の歳月と言うのは長いようで短かったんだなぁと感じます。本当に嬉しい。

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今回は有人と無人の違いはあるけど1968年のアポロ8号のミッションに近い。月の周回軌道を回り、日本製のオモテナシ号を投下後地球に戻りカプセルの大気圏再突入実験を行うと。ただ、今回は人類史上初の月の逆行軌道(月の自転方向と反対向き)に回るという実験要素も含まれています。この無人試験飛行の成功が次のアルテミス2の有人月周回飛行とアルテミス3の本番の月着陸に繋がる。絶対成功して下さい!!私の300万円のためにも(←しつこい!)。

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スペースシャトルの実質後続機(むしろアポロ宇宙船の正常進化型だが)オリオンにとっても今回が初の月飛行です。本当にこれ、実現するのか?前作のアレス計画がとん挫した時からやきもきしてました。

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↑過去半世紀の間人類が建造してきた巨大ロケットの比較図。今回打ち上げるSLSは中央。半世紀も経っているのに、SLSは50年前の米サターンVロケットや旧ソ連N-1ロケット並みの大きさが必要。これはニュートン先生の万有引力やツィオルコフスキー先生の液体燃料ロケットの法則といった物理法則が変わらない以上、同じ燃料を使う限り同じ体積が必要という事です。反重力や波動エンジンでも発明されない限り(笑)。ただ50年前とは設計思想がちょっぴり変わっているのはサターンVやN-1は1段目の燃料に炭化水素系燃料(ぶっちゃけて言えば灯油)を用いて、比推力(燃焼時間≒燃費)を犠牲にしても瞬発的な推力(加速)を重視したのに対し、SLSは全段液体水素で不足する加速度は外付けの固体燃料ブースターで補っている点。どっちが有利かは一長一短があるらしい(私は的川名誉教授ではないので詳しく知りたい人はここでも読んで下さい)。または燃焼室に燃料を送り込むターボポンプが「2段燃焼サイクル」によりこの50年間で液水+液酸のロケットの燃焼速度≒加速が向上したこともあるらしい(アポロの頃はまだ実用化していなかった)。ただ、この2段燃焼サイクルが大変な難物でNASAも旧NASDA現JAXAも開発中に何度も地獄を見ているので日本のJAXAも後続機のH3では2段燃焼サイクルをやめて多少燃費は悪くなるもののコストや故障率が少ない「エキスパンダーブリードサイクル」にスペックダウンしている。素人の私に分かるのはその程度。日本もN-1(ソ連のN-1とは別モノ)N-2までは液体酸素+灯油の組み合わせだったけどH-1以降は液体酸素+液体水素に変更している。また固体燃料ロケットは糸川先生のペンシルロケット以来日本のお家芸です。世界的にも液酸+液水に固体燃料ブースターが今は主流。ってことは、これが一番「無難」って事なんでしょう。一方アメリカのデルタIVヘビーのようにブースターも液体燃料に拘っているロケットもある。

とりあえず打ち上げの成功を祈ります。人類の未来のために!私の300万円のために(←しつっこい!!)。

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