悪役令嬢じゃなくおてんば令嬢
「はめふら」にハマってスピンオフ作品の「絶体絶命!破滅寸前!(全3巻)」も読みました。
原作の「はめふら」では横暴狼藉の限りを尽くす前の9歳の時点で前世の記憶を思い出したおかげで他人の迷惑をかける前に善行に勤めたおかげで「破滅フラグ」から(本人も気づかないうちに)回避できた。
夜中に「破滅フラグ」におびえるカタリナ。「大丈夫」「大丈夫よ・・・」すっごくけなげで可愛い。
でもこのスピンオフ作品はカタリナが魔法学園に入学した後で破滅フラグまであと1年という土壇場!「今更どうやって回避しようとするのよぉ~!」とカタリナ狼狽します。土下座までします!。2回も!
原作と違って決して良好とは言えなかったジオルド王子やキースやマリアやメアリと少しずつ関係を修復していくプロセスがすっごくけなげで可愛い。
元々のゲーム設定はともかく、今のカタリナは決して悪役令嬢なんかじゃない。「自分は悪役令嬢よ!」と宣言したらマリアやメアリやソフィアはきょとんとしていたし、むしろジオルドの兄イアンの婚約者セリーナはカタリナの事を「聖女」とまで言っていた。転生後のカタリナは「善良なおてんば令嬢」だと思う。1970年代の少女漫画の金字塔「はいからさんが通る」(大和和紀著)の花村紅緒に似ている。士族のお嬢様なのに木登り剣道に夢中のおてんば娘で父親や使用人が頭抱えているとか、そのおてんばぶりに金髪の王子様が一目ぼれするとか(w)。少女漫画の王道ですな。
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