ハイジの黒パン
私の世代だったら(今の世代でも某家庭教師のCMで)有名な「アルプスの少女ハイジ」あのとろけるチーズ憧れました。今の人たちにはピンと来ないかもしれないけど1970年代の日本は「チーズ不毛の地」と外国人から呼ばれるほどチーズの種類が少なく、大半の日本人は石鹸みたいな「プロセスチーズ」しか知らなかったんです(わしもや)。ナチュラルチーズが欧米ほど豊富でないにしろ手に入る現在は天国のようです。
そしてもう一つ憧れたのがペーターのおばあさんが難儀していた「硬い黒パン」「ああ、白いパンが食べたいねぇ」軽く口走ってしまったその言葉をハイジが真に受けてしまったせいで後日悲劇が!
ハイジの白パンって今で言うとこういうイメージか?現代日本は本当に恵まれている。
「黒パンってそんなに硬いかな?」と思っていた小学時代、担任の先生が「あれはそもそも原料が違う。給食に出てくる黒パンは白パンに黒砂糖を入れたもんだけどハイジの黒パンは小麦粉じゃなくてライ麦だからボソボソしていて不味いんだ」と教えてくれた。それ以来興味を覚えたライ麦100%の本場ドイツメステマッハーの黒パン。本日ついに食べてみました。わざわざドイツから取り寄せました。一個500円とお値段は普通
お子様だったら黒パンと言うと「ハイジ」だけど大の大人だったらやっぱり「Uボート」でしょう。白パンに比べて日持ちがするので潜水艦内の保存食として重宝されたんです。
確かに、賞味期限が1年もある!完全に保存食です。
今回、職場の夜勤当直の夜食としてベーコン、とろけるチーズ(今や簡単に手に入る)フルーツ類と共に職場に持参しました。さてそのお味は?
ハイジの黒パンはとても硬く切るのはおんじの役目でしたが、こちらの商品はご丁寧にも最初からスライスされています。見ての通りボソボソしており袋から出すとパンくずがボロボロこぼれます。
全部で7枚スライスされています。
とりあえずスライス1枚を4つに切ってベーコンとチーズをのせてオーブンで焼きます。飲み物は同じく黒パンの国ウクライナ人が大好きな紅茶。
事前情報で「とても酸っぱい!」と聞いていたので酸っぱい物が苦手な私は「梅干し系の酸っぱさだったら食べられないな。ヨーグルト系の酸っぱさなら大丈夫だけど・・・」と心配しながら一口。
ん?別に硬くないな。まあ開封したばかりだからですけど。ボソボソしているけど硬くは無いです。普通の食パンの耳だけ食べているような硬さと言いましょうか。で小麦粉程完全に粉にしてないでわざとライ麦の粒を残して荒く挽いているのでプチプチした食感でこれはこれで面白い。肝心の酸っぱさは「挽いたばかりの新鮮なコーヒー豆でドリップしたコーヒーのような酸味」でした。コーヒーをブラックで飲める人ならむしろ気に入る酸味です。で、食べた後も結構酸味が後を引きますね。脂っこいチーズやベーコンをトッピングすると少し酸味が緩和します。ペーターも黒パンにベーコン乗せて食べるの好きでしたね。結論から言うと「白パンとは全く別の食べ物だがこれはこれで美味しい。たまに無性に食べたくなる味」です。で密度が濃い分どっしり腹に溜まる。午後の1時間休みと午前の1時間休みで1枚ずつ食べましたが2枚食べたら結構満足しました。気に入ったので残りの黒パン、チーズ、ベーコンを職場の冷蔵庫に置いてきました。明日の夜勤当直でまた夜食にします。また夜勤の楽しみが一つ増えた。
最近の夜勤当直中の楽しみは2時間の休憩時間(本来は仮眠時間)中に描くマンガ原稿。いや、これが自宅にいるより作業はかどるんですよ。テーブル広いし照明明るいし冷房は静かでよく効くし。昨夜一晩で4枚も原稿描けちゃいました。大して熟睡も出来ないのに中途半端に仮眠取るより漫画描いている方がはるかに頭が冴えるし、その後の勤務も集中力がアップします。休憩時間中なんだから別に漫画描いたって悪くないはず。今私は夜勤当直の日が来るのが楽しみで楽しみでしょうがない。
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