私はそんな大層な本を描いていたのか?
日本ミノックスクラブ会員のOさんが来道され私に会いたいとおっさるのでお会いしました。何でも「小樽に凄い人が居るらしくクラブでもよく話題になっている」と・・・悪評じゃなければ良いが。
↑小樽オーセントホテルにて、私の投稿が載った月刊CAPA誌を見せびらかす(子供かっ?)。
「これ本当に貴方が一人で描いたんですか?原作と資料だけ集めて漫画はプロの方に委託したんじゃないですか?」
「んなバカな!プロに委託していたらこんなに下手糞な絵になる訳ないじゃないですか!(自虐ギャグ)」
身の潔白(?)を証明するためにラフ画まで見せました(そこまでしなくても・・・)。
確かにそういう業者もあるのは知っているが私に外部委託するようなカネはない(←何千万円も溜め込んでいる人間が言う事か?)趣味で描いている同人誌をお金払ってゴーストライターに外注するなんてナンセンスでしょう。同人誌を出したいけど絵が描けないって「俺は泳げないけど水泳で金メダルが欲しいのであなたが私の名前で出場してくれ」とか「投資で儲けたいけどどこの株を買えばいいかわからないし種銭も無いから貴方が代わりに投資してくれ。利益が出た時だけ俺が貰うから」と言っているのと同じだと思う。ちなみに子供の頃父に勧められて愛読した坂井三郎氏の本がゴーストライターの執筆で中身は捏造が多々あると成年後知った時は幻滅したのを覚えている(真珠湾でのグラシオ中尉との空戦とかガダルカナルでのサザーランド中尉との空戦とか相手も生存しており証言から事実と証明されている例もあり全てが嘘とは言わない)。ただ、後に捏造だと判明した「看護師が乗った敵の民間旅客機をわざと見逃した」とか「敵基地上空で部下たちと3編隊で宙返りした」話はこの本には出てこないので、この頃(昭和50年代)はまだ「作り話の暴走」にも節度があったのだろう。
この本にもガダルカナル上空で頭に被弾して意識を失いそうになった頃、後の「第1次ソロモン海戦」に向かう重巡青葉を見つけ海面に不時着して助けてもらおうと思ったけどガダルカナルで戦っている同胞を救出するために出撃した青葉を自分一人のエゴで足止めしては申し訳ないとバンクで挨拶だけして通り過ぎたというエピソードがあったが、これは時間帯が異なるのでアリバイ上ありえない。
↑小学生の頃実家にあったこの本。この本でもサザーランド中尉との空戦はかなりページを割いており坂井氏は敵パイロットを殺したくないのでわざとコクピットを避けて射撃したと書いている。たとえ口述を元にゴーストライターが執筆したとしても事実もあった。
私が事前に送った同人誌6冊(これで6巻は見本本も含めて本当に払しょくしました。夏コミに備えて増刷かけます)、大変賞賛されました。聞くと元トプコンでレンズ設計されていたと!
↑秋本治先生の「ファインダー」秋本先生の作品にはトプコンREスーパーが良く出てくるのできっと実機をお持ちですね。
「本職のレンズ設計者様なら私の本なんて釈迦に説法でしょう!?」と狼狽すると「いや、すごく調べている。私も知らない事ばかりだ。」と絶賛。私はそんな大層な本描いていたのか?さすがミノックスクラブだけあってミノックスBのコンプラン15ミリF3.5がわざと像面湾曲を残してフィルムをカールさせたアーサー・ザイバード氏の設計の真意についてコメントを求められました。
で、約束のオチ「増田さんも本部の例会や写真展に来て下さいよ。」あう”~~!御免なさい。ミノックス全然使ってなくて~。
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