専門的支援実施加算
こんな本を休憩時間に読んでいます。さっそく昨日の会議で使えるネタがあった(←「ゲームは2時で終わり」という約束をどうしても守れない子供のためにタイムタイマーはどうでしょうか?みたいな)。
今や日本中の学童保育、放課後等デイサービスで作業療法士の争奪戦になっているというお話。作業療法士持っていれば保育士の業務をしても良いという法律まで先月できました。PT、STでも同等の権限が認められているがこの本では「生活に即したリハビリやソーシャルスキルを主業務にしたOTが一番学童保育に馴染みやすい」と書いてあるし私もそう思う。
この法律ができる2年前からうちの会社が作業療法士を募集していたのは保育所に作業療法士を常勤で配置すると「専門的支援実施加算」が取れるから。
「うちの保育所で大地震を想定した避難訓練があるので増田さん出て欲しい。作業療法士が避難訓練で子供たちを指導するとSST(ソーシャルスキルトレーニング)として専門的実施支援加算が取れるんだ!!」いきなり当日言われました。
子供たち連れて近所の公園に歩いて避難。ちょっと危ない事もありました(サンダルで坂道登降りようとして脚ねん挫したとか、パニックを起こして走って逃げようとする子がいたとか←年上の子が抱き留めて助かりました)。いろいろ反省の残る避難訓練になりました。
保育所の建物に戻ったら、地震災害の紙芝居を開く。読み手はさっき走って逃げようとした未就学時を抱き留めてくれた男の子。
地震前の街並み。「地震が来たら危険な場所ってどこ?」と子供たちに意見を出し合ってもらいました。
家の中ではまずテーブルの下にもぐる事!
ガラスの破片が飛び散った時は室内でも外靴をはく事!
最初の質問の回答。
地震で倒れてきたブロック塀の下敷きになって亡くなった女の子がいました。
この紙芝居が終わった所でわたしが「皆さんが生まれた前後の8年前、北海道で初の震度6を記録した胆振東部地震というのがありました。あの時は本当に電信柱が倒れ、北海道全体が停電になり、実家の煙突が折れ、札幌の元町駅前通りのアスファルトがベーコンみたいにぐにゃぐにゃに曲がり、里塚霊園のお墓が木っ端みじんに砕けました。あれがまだ夏だからよかった。真冬にこれ起こったら暖房の火が燃え移って一昨年のお正月の能登半島地震のように大火災が起こっていたはずです。この紙芝居程度の地震は数年おきに起こっています。けっして「もしもの話」ではなく、いつ起こっても冷静に行動できるようにこの避難訓練は必要なんです。」と説明すると、さっきパニックを起こして走り出した幼子を抱き留めて、この紙芝居の読み手をしてくれた男の子が「うん、僕まだ2歳だったけど覚えています。寝ている所突然揺れてお父さんが僕の顔に覆いかぶさって守ってくれました!」と。たった2歳で覚えている位だから、本当に怖かったんでしょう。お父さんに感謝しましょうね。
そしたら「わたし、お母さんのおなかの中にいてお母さん入院中だったの。病院で安全姿勢を取りなさい!って放送がかかってお母さん布団にもぐって四つ這いになってわたしを守ったって言ってた。」と次々と体験談が。誰一人遊び気分じゃなくて真剣に訓練に臨んでくれて嬉しかった。実際の年齢以上にこの子たち、大人びてますよ。
子供たちが放課後等デイサービスから帰宅後、件の男の子の親御さんにデイサービス通信(今では電子メール)に「貴方の息子さん、8年前の地震でお父さんが身を挺して守ってくれたこと、たったの2歳で覚えておられました。お父さんが大好きな息子さんを帰ってきたら褒めてあげてください。」とメールしました。
すっごく有意義な一日でした。自分自身でも感動してます。
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