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2020年3月28日 (土)

夏コミ中止!

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オリンピックが史上初(戦争で中止は過去に3回。住民の反対運動が起きて返上は過去に1回ある)の1年延期が決まりまして、改めてパンデミックの深刻さを実感した3月。予想通り夏コミの中止も発表されました。

医療職の末端で感染拡大と日々戦っている私も、眼前にまで迫る脅威を実感してます(ウチの職場ではマイコプラズマに続いて結核も出ました)。仕事が忙しいと言えるのは失業した方々から比べればまだ恵まれている。

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すでに近所の飲食店でも開店休業が続出...

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一方で、値下げで何とか客足を引き留めようとする店舗も...

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安い...安いけど、人ごみの中に入るのは嫌だなぁ。職業柄...

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休業ならまだ良い方で、夜逃げした店もあります。これ、免税ショップがあったテナントなんですが、先週日曜日に何の痕跡も残さず夜逃げしていました。閉店のお知らせすら無し!不渡り出したんで、商品在庫を差し押さえられる前に逃げたんですね。今回の肺炎騒動が起こるまでは毎日観光バスが大挙して押し寄せて中国人観光客がブランド品を爆買いしてました。

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飲食店への納品が減ったせいでしょうか?スーパーの肉や野菜がすごく安く感じる(外食産業の購買力が落ちたせいでコンシュマー市場に在庫の高級食材が流れてきているという報道多数:詳しくは自分でググって下さい)。外食できないので「おうちステーキ」です。2年前の北海道大震災から比べれば、食材は豊富に手に入るだけ恵まれてますが。

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ファミマの冷凍ラーメン。生ラーメンを茹でるより下手すりゃ美味しい。冷凍食品の進歩が凄い!銀河鉄道999世代の私にとってラーメンとビフテキがご馳走なんです(w)。

このパンデミックで起こった株価暴落ですが、私はそっちの方は楽観視してます。なぜなら天災が原因の株価暴落は天災が過ぎ去ると「復興特需」が必ず起こって急騰するから(それが何年後かはわからんが...週刊ダイヤモンドさんも同じ見解している)。私以外の個人投資家も証券会社もおおよそ静観しています。むしろ、人為的な原因で起こった20年前のアジア通貨危機や10年前のリーマンショックの方が私に言わせればよっぽどタチが悪かった。返済能力の無い人間にまで融資した結果があのざまです。30年前の日本のバブル崩壊から何も学ばなかったのか?諸外国は!?サブプライムローンってバブル時代の日本の「ゆとり返済ローン」と何から何まで同じだ。

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子供の頃歴史の授業で学んだ世界恐慌は都会では浮浪者や行き倒れが溢れ田舎では人身売買が横行する「この世の地獄」と教わったんですが、現在のアメリカはその世界恐慌に匹敵する失業率だそうです。何か、それ聞いて「なんだ、世界恐慌って、この程度の不況だったのか?これだったら一昨年の北海道大震災や8年前の三陸大津波の方がよっぽど酷かったぞ?」と不謹慎ながら思ってしまいました。住む家もあって毎日腹いっぱい食べられる程度の恐慌なんですから。クルマで言えばブガッティ・ロワイヤルやキャデラックのV16気筒。

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↑キャデラックフリートウッド16気筒(1930年)

カメラで言えばコンタックスIやライカIIなんかは世界恐慌の最中に発売された。

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↑コンタフレックス(1935年)

世界恐慌下では「貧乏人相手にしても商売にならないからお客は富裕層だ!」と高級車や高級カメラが次々と発売され、それらは90年経った現在でも「歴史的名車」「歴史的名機」と持てはやされている。この時代のカメラを触ると「よく90年も昔にここまで作りこんだなぁ」と感動する一方、「本当にこんなカメラで写真撮る人いたのかなぁ?」という退廃的な雰囲気が漂う。1936年ベルリンオリンピックのためにヒトラーが設計を命令したというオリンピアゾナー180ミリF2.8なんて本当に使う人いたのかな?

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↑オリンピアゾナー180ミリF2.8。コンタックスマウント直付け(レンジファインダーの測距精度追いついたのかなぁ?)、フレクトスコープ用、コンタレックスマウントとマウントを変えながら長らく生産されました。真ん中のフレクトスコープ用は私も触ったことがある。上下逆像だったので驚いたな。

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↑こっちは現行(?)のヤシカコンタックス製ゾナー180ミリF2.8。亡き父の自慢の1本でした。ゼットカメラの撮影会で結構使った覚えがあるのにこのレンズで1枚も賞を取ったことが無い。まあ、私の腕前では使いこなせなかったという事です。ミノックスクラブ札幌支部長だった故栗山氏も愛した名玉です。

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「ルイビル洪水の時」(1937年)

マーガレット・バーク・ホワイトの有名な写真。「世界一の生活水準」の前で配給に並ぶ失業者の対比が「うまい!」

自分のことばかりで恐縮ですが、通勤と最小限の買い物以外は外出するな外食するなですんで、給料日前なのにまだ財布に4万円も残っています。夏コミが中止になって飛行機代も印刷代も必要無くなったので(飛行機予約してなくて良かった~)、例のレンズ購入費用に充てられます。

今回も私のミスで夏コミ出店に落選していたので、これを教訓に次の冬コミでは万全の態勢で、昨年のような泥縄じゃなく、万全の態勢で出版に挑むつもりです。神様が猶予期間を与えてくれたと前向きに受け止めることにします。

安原伸氏、亡くなられたんですね。

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逆ポーランド電卓出して欲しかったです(知らない人はココ参照)。

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JAXAの職員ですら「今どき逆ポーランドなんて誰も使っていない」と呆れてます(w)。例の「アポロ・ソユーズ共同計画」で世界で最初に宇宙船に積まれた電卓がヒューレットパッカードの逆ポーランドだったんで野尻先生、それを覚えていたんでしょう。

2019年11月 2日 (土)

中止だ!中止 粉砕!

先月から何かとモメていた東京オリンピックのマラソンと競歩は暑さ対策のため札幌で開催が決定!

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コースは北海道マラソンに準ずるという事でテレビでは新川通りが映っていた。背後に私の母校が(w)。

正直札幌市民としては素直に嬉しい。切符買わなくてもタダでマラソン観戦できるし。北海道マラソンのコースに準ずるなら私の実家のすぐ前も通るな(参照)。ただ、東京都とJOCにとっては顔に泥を塗られたも同然でしょう。オリンピックにとってマラソンは伝統的に締めを飾る大事な競技。それを札幌にかっさらわれたんですから。札幌にとっては思わぬ「棚からぼた餅」...という訳でも無くて「泥縄過ぎる!言うのが遅すぎる!今から準備しろってか?」と少なからず困惑の声も...

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なんか、また既視感(デジャヴ)が...そう、これ思い出した。

「中止だ!中止」「粉砕」

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意味が分からない人は少ないと思いますが、「中止だ!中止」でググっただけでこの映像いっぱい出てきます。な~んか、どんどん大友先生の予言が的中しているな...

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第3次世界大戦と東京消滅だけは勘弁して下さい..

ちなみにアメリカでは「サッポロ」という名前のクルマが昔売られていました。アメリカ人にも札幌は親しみやすい都市のようです。

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サッポロなのにモニュメントバレーって...

ん~?どっかで見たことあるな、このクルマと気づいた方は鋭い。中身は三菱ギャランラムダです。ダッジ・チャレンジャーという名前でも売っていました。

なお、NHKの「いだてん」で1940年の東京(夏)、札幌(冬)のオリンピックが返上になったのは有名ですが、戦争以外が理由でオリンピックを返上した都市が近代オリンピックで1回だけ例がある。1972年の札幌冬季オリンピックの次は当初アメリカのデンバーが予定されていて札幌オリンピックの閉会式でも「1976年にデンバーで会いましょう!」で〆ていた。んが、そのデンバーが予算難を理由に返上し、実際に開催されたのはインスブルック。

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戦争以外の理由でオリンピックを返上したのは今のところ、デンバーが唯一のようです。詳しくはココでも読んでください。

2019年10月14日 (月)

宇宙の人命救助

まずは今回の台風19号の被災者の皆様にお見舞いの言葉を上げさせてください。私もコンビニで義援金で協力させて頂きます。

今回の台風の特徴は被災する3~4日前から気象衛星ひまわり8号が送ってきたリアルタイムの動画が配信され、一刻も早く避難を呼び掛けたことでしょう。「命を守るために行動して下さい」。まさにおおげさな誇張ではなく、警報通りの被害が出ました。

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亡くなられた方には申し訳ありませんが、1959年の「伊勢湾台風」の犠牲者5千人や1954年の「洞爺丸台風」の犠牲者1700人に比べたらはるかに少なかったのは、事前に気象衛星からの映像がリアルタイムで実況中継され、進路も特定できたことにあります。それでも「被害は少ない」とはとても言えないほどの大惨事になりました。「逃げれば良い」という水準ではもう無い。

実は現在のJAXAの前身の宇宙開発事業団(NASDA)の更に前身(ややこしいな..)宇宙開発推進本部ができたのもこの伊勢湾台風の反省から「日本は独自の気象衛星を持つべきだ」という国会決議によって決まったんです。当時の科学技術庁長官は後に総理になり消費税を作った中曽根康弘氏。1957年の国際地球観測年に合わせ、「宇宙の科学探査」が目的で設立された東大宇宙研(ISAS)と較べ、NASDAは宇宙から気象、放送、通信、海洋観測、測量など宇宙から日本国民の生命と安全を見守る「宇宙からの人命救助」のために設立された組織なんです。ちなみにISASを統括するお役所は当然大学なんだから文部省。結果文部省と科学技術省が宇宙開発予算を奪い合う形になるわけで、本当は仲が悪い訳ではなく共同でロケットを開発したりISASの大学院生の卒業生がNASDAに就職するくらいだったのに、何も事情を知らない議員(社会党)やマスコミ(朝日新聞)がISASとNASDAは対立しているというようなデマを流したせいで、すっかりこの2つの宇宙機関は仲が悪いように思われてしまった。その結果、2003年にJAXAに統合されるまで日本にはISASとNASDAという二つの宇宙組織が連携不足な中、二人三脚で宇宙開発をするという状態が続いたんです。

宇宙の科学探査を行うISASの歴史が苦労の中にも科学者たちの遊び心が感じられるのに対し、官僚とエンジニア中心のNASDAは「俺たちは遊びでやってるんじゃない!日本国民の命を背負っているんだ!」という息が詰まるような苦闘の連続に感じるのも背負っている物が違うからなのでしょう。

宇宙の人命救助と言えば、掃除中に懐かしいVTRが出てきました。西部劇で有名なジョン・スタージェス監督、マーティン・ケイディン原作('70年代のTVドラマ「600万ドルの男」の原作者といえばわかるかな?)「宇宙からの脱出(MAROONED)」(1969年作品)

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無重力の特撮なんかは「2001年宇宙の旅」よりむしろ出来が良い。当時構想段階にあったスカイラブ計画をモチーフにして、逆噴射エンジンが故障して地球に帰還できなくなった(注釈:この可能性はアポロ8号の時に実際に検討されている)3名の宇宙飛行士の救出劇です。エンジンの故障の原因を探るべく、地上チームが実物のエンジンを何度もセッティングを変えて点火テストを繰り返しても故障の原因が特定できず「くそっ!またダメかっ!」と頭を抱えるシーンなんかは映画の「アポロ13」そっくりで本当に翌年のアポロ13号の事故を予見していたと当時言われました(参照↓)。私もこの本読んでます。

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少しネタバレになりますが、救援用のロケットを準備中に例によって台風が接近し、打ち上げが延期になってしまった間に宇宙船の酸素残量が刻々と枯渇していき、見ている観客も息を止めて見入る切迫した環境におかれます。「だめだ!もう窒息死する!」という極限化に、見かねたソ連が独断で当時最新鋭のソユーズを打ち上げ(原作小説ではアメリカに何の報告もなくソ連がバイコヌールからロケットを打ち上げたので「何をするつもりだ?」とNASA側が動揺する記載があります)、アメリカの救難船が来るまでの間酸素を供給して時間稼ぎをしてくれるというまさしく6年後の「アポロ・ソユーズドッキング計画」を予見したような内容。まあ、米ソはお互いの宇宙船が遭難した際に救出活動ができるよう条約を結ぶべきだというのは当時ニクソン大統領も言っていて翌年に条約が結ばれているので、この映画もそのきっかけの一つになったのかもしれません。主席管制官のグレゴリー・ペック氏の演技が「漢」で燃えます!

原作小説ではギリギリのところで生き延びた米国の宇宙飛行士が、命の恩人のソ連飛行士に敬礼してEND。犠牲者は出たけど、感動的なラストでした。現実の宇宙開発もかくありたい物ですね。

PS)「タンチョウの雛だけ写真集」印刷所さんから「ファイルのサイズ守ってくれないと困ります」と先週こっぴどく指導され、今日指定されたファイルのサイズに直して印刷所に入稿して受理されました。とりあえず一安心。

2019年10月12日 (土)

レオーノフ氏死去!!

9月29日に「リアル宇宙兄弟」で紹介した人類初の宇宙遊泳をしたアレクセイ・レオーノフ氏が85歳で死去前も書いたけど、どうして私の虫の知らせって当たるんだろう?

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私の幼少期、アポロ・ソユーズドッキング計画というのがあって(下画像参照)、ソ連側の船長さんがレオーノフさんでした。

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私にとっては既に故人だったガガーリン氏よりもずっと身近な「宇宙のヒーロー」でした。アーサーCクラーク氏の小説&映画「2010年」(上画像右)では主役宇宙船の名前になっています。

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上から時計回りにディーク・スレイトン氏(映画「アポロ13」にも登場しています)、アレクセイ・レオーノフ氏、トーマス・スタッフォード氏(この方がご存命の最後の一人になりました)。

(資料:全記録宇宙開発ー限り無き人類の夢と希望/米・ソ世界の宇宙開発)

レオーノフ氏は米ソが冷戦構造で対立していた事に当時から心を痛めていて、「宇宙に出たら国境はない。宇宙飛行士は全員同じ地球人だ。協力し合うのは当然だ」と東西の垣根を超えた宇宙飛行士同士の交流をはかるべく「宇宙探検家協会」を創設し、国家間の利害を超えた宇宙飛行士同士のネットワークを作った方です。北海道にも来ています。

宇宙画家としても知られていますね。

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レオーノフ氏直筆の宇宙画。宇宙に対する「愛」が感じられます。この方がいなかったら米ソの宇宙協力は20年は遅れていたと思う。

アポロ13号の船長ジム・ラベル氏は映画「アポロ13」の原作「Lost Moon」でアポロ・ソユーズドッキング計画は「米ソの緊張緩和の役に立ったかもしれないけど、技術的には無意味だったかもしれない」と辛らつな感想を述べていますが(佐貫亦男先生も同じこと書いているな↓残念ながら佐貫先生の予言通りになりました)、

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(平凡社国民百科事典、1976年より)

船内気圧もドッキングハッチの形状も違う全く異なる規格の宇宙船でもドッキングができることを証明した技術的な意義は大きかったし、この経験がのちの国際宇宙ステーションに生かされています。

今頃、ディーク・スレイトンさんとあの世で談笑されているんでしょうね。ご冥福をお祈りします。

2019年9月30日 (月)

イスラエルもインドも月着陸失敗!

昨日に続いて本日も宇宙開発ネタです。

トランプ大統領は本気だ」で紹介したインドISRO初の月面探査機チャンドラヤーン2号。どうやら着陸に失敗したらしいとのニュース(詳細)。インドは日本(4番目)、中国(5番目)とともにアジア3大宇宙大国で「10大宇宙クラブ(7番目)」の仲間ですので応援していただけに「残念!」。

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「10大宇宙クラブ」の仲間と言えばインドに続く8番目の人工衛星打ち上げ国イスラエルも今年の4月に初の月面探査機ベレシートが着陸に失敗して喪失している(詳細)。

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これを見ても無線が届くまでにタイムラグが大きい深宇宙で、なおかつパラシュートが使えない無大気の天体に無人の探査機を遠隔操作で着陸させることがいかに難しいかがわかる。宇宙クラブの大先輩、旧ソ連とアメリカも最初の月着陸では大変苦労しています(資料:全記録宇宙開発ー限りなき人類の夢と希望/米ソ・世界の宇宙開発)。

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月面軟着陸1番乗りのソ連の方法↑(ルナ9号/1966年)。

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月面硬着陸のレインジャー4号/1962年。ソ連もアメリカもずいぶん知恵を絞って苦労しています。でも結局レインジャー計画での月面着陸は全て失敗しています。アメリカがまともな月面軟着陸を果たしたのは本番のアポロ11号のたった3年前の1966年に着陸したサーベイヤー1号(おおまかな歴史)。いかにアポロ計画が綱渡りのように危険なミッションだったかがわかります。50年前にこれだけのことをやってのけた米ソはやっぱり凄い!

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これを見ても、月面の裏側に軟着陸して映像を送信してきた中国がどれだけ画期的だったかがわかりますね(詳細)。

ここで言いたいのは私は断じてインドやイスラエルの失敗を茶化しているのではなく、大先輩のソ連とアメリカも過去に失敗を繰り返しているのだから、たった1回の失敗で諦めないで何度も挑戦して欲しいという事。糸川先生も「失敗は成果だ!」とおっしゃっている。

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ちなみに私は中国共産党の独裁体制が嫌いなだけで中国の文化や歴史や中華料理や中国製品は平等に評価をしているし、また中国の宇宙開発は素直に称賛している人間です。

う~む。日本が2021年打ち上げ予定の月面軟着陸実証機SLIMも本当にうまくいくのか心配になってきたぞ..

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2019年9月29日 (日)

リアル「宇宙兄弟」!

前に「トランプ大統領は本気だ」「私が生きている間に人類は月に行けるか」でも書いたんですが、今月いよいよNASAの長官が直々来日して「日本人宇宙飛行士も乗せてやるから日本も月有人飛行の費用を出しましょう!」と勧誘してきました。いつか勧誘来ると確信してました。アメリカも本気だという事です。これは断るわけにはいかないでしょう、安倍総理!

すでに月軌道ゲートウェイ構想では日本のJAXAは「こうのとり」で実績のある無人貨物輸送を引き受けることは確定している。

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このため現在月軌道に大質量を運搬できるH-3ロケットを開発中。これはもう「絵に描いた餅」ではなくごく近未来の話です(その割にはこの計画のコアであるオリオン宇宙船の開発が遅れに遅れているが...)。

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これが日本が分担する無人輸送機HTV-X。こうのとりに太陽電池を追加したようなデザインです。

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アポロ計画の頃は日本の宇宙開発はまだヨチヨチ歩きで両手で担げる程度の大きさの人工衛星をやっと打ち上げた頃でした(参照↓)。

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「パスポートブルー」(石渡治著/小学館)引用。

それが今や日本も月有人探査に参加を誘われるようになったんだと思うと感無量ですね。

アポロ計画の頃のアメリカのライバルはソ連でしたが(ソ連が作った月ロケットN-1↓)、今はアメリカとロシアが手を組んで、中国と競っているとは...時代も変わりました。

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当時、ソ連は「有人月探査の計画は無い!」とすっ惚けていましたが、実は米の偵察衛星により情報は筒抜けでした。ソ連が崩壊したのちにグラスノスチ(情報公開)で公開されたN-1の写真を初めて見たのは私が大学生の頃でしたが、小学生のころにドイツの科学雑誌に「G-1スーパーブースター」のコードネームですっぱ抜かれていた予想図とそっくりだったので当時のアメリカの情報収集能力の恐ろしさを感じましたね。

ちなみにソ連最初の月着陸には人類初の宇宙遊泳をされたアレクセイ・レオーノフ氏が予定されていたそうです(この人↓)。ミールの予備機が室蘭に寄贈されたとき北海道に来ています。

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アーサーCクラーク氏は小説版の「2001年宇宙の旅」で21世紀には中国が月開発において米国の最大のライバルになることを既に予言されています。例のモノリスも「中国隊が埋めたんじゃないか?」と米国の科学者がボヤく会話がありました(w)。インターネットやタブレットの予言も含め、クラーク氏の天才ぶりには今更ながら驚かされますよね。

2019年5月 4日 (土)

MOMOちゃんやりました!

MOMOちゃんと言ってもうちのモモちゃんじゃなくて(アキクサインコ2歳。性別不明)

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ホリエモン社長率いるSNS社の液体燃料ロケットです。 ついに高度100kmの宇宙空間(熱圏)に民間企業では日本で最初に到達したとのニュース。しかも打ち上げたのはわが北海道の大樹町からですよ!100kmとは60年前の東大の糸川先生がカッパロケットの最初の目標とした高度です。国際地球観測年(1957年)の期限内には間に合わなかったけど、結果的にはその高度を余裕で追い越し、日本初の人工衛星打ち上げに至りました(1970年)。

つまり、高度100kmに達したということは、人工衛星の打ち上げももう夢ではないことを意味します。

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右が北大永田晴紀教授のCAMUIロケット(ポリプロピレン個体燃料&液体酸素のハイブリッドロケット。参照:« やっぱりそうだった!CAMUIロケット!)。

左がSNS社のMOMOロケット(アルコール&液体酸素の液体燃料ロケット)。

ご存知のように液体燃料の方が比推力は大きいので高高度飛行には有利。しかもまだ実績の少ないハイブリッドロケットに対し、アルコール&液酸の組み合わせは元祖の70年前のドイツV-2ロケットから採用されている手堅い組み合わせ。いわゆる「枯れた技術」ですので信頼性はお墨付き。

ホリエモン氏個人に対し、いろいろ好き嫌いは有ろうけど、(正直本当に有罪に問われることしたのかな?とも思うけど)ちゃんと罪を償っているんだからそれをどうこうは私は言わない。前科は無いけど、社会に何も貢献していない私みたいな人間よりははるかに偉大なことをしていると思います。

この調子で、今度は人工衛星打ち上げもお願いします。一方の北大CAMUIロケットはその後朗報が聞こえてきませんね。こちらもがんばって欲しい。

2019年2月21日 (木)

地震キタ~!

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夕食後おかめずとまったりしている所で地震来ました~~!

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うちのおかめずのうち、クロ子(左端)とシロ(左2番目)は先に放鳥済みでケージに入れていてカメ子(右から2番目)とみぞれ(右端)を肩に載せている時に地震来ました!

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はぁはぁぜいぜい言っています。みぞれとカメ子!

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普段はケージ(ケージ中央)を開けても出てこない真性引きこもりのモモも飛び出して来ました。

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札幌市東区の震度は4。昨年の胆振東部地震の震度5を経験した直後なので私もおかめずももう慣れっこです。

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肩に乗ると少しは落ち着いたか?かめ子ちゃん。

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地震が来たときタンチョウさんはどうするんだろう?ちょっと気になりました。

2018年10月12日 (金)

ソユーズ続報

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先日のソユーズ打ち上げ失敗のニュース(輝かしい失敗参照)聞いて改めて週刊モーニング買って来ました。小山宙哉著「宇宙兄弟」325話(←すごい!)。

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規格の異なる人工衛星や宇宙船をロケットに載せるには、カメラで言う「マウント」にあたる「インターフェース」という口金が必要なんですが、作中では、すでにいつ受注が来ても困らないよう、米オリオン宇宙船や露ソユーズ宇宙船用のインターフェースをすでに設計済みだったため頼まれたらすぐに打ち上げできたという設定になっています。

「こんなこともあろうかと」(By真田さん)ですね!?

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ただ、問題は今回の打ち上げ失敗でISS(国際宇宙ステーション)の人員交代ができなくなったこと。幸い先月、日本のこうのとりが食糧、酸素、水、燃料、バッテリーを補充したばかりで物資は豊富なんで(宇宙への挑戦参照)、むしろ今ISSに詰めている飛行士たちは「宇宙にいられる時間が延びた!ラッキ~!」くらいに思っているかもしんない。

ただ、問題はそう簡単ではなく、「酸素と食料と水と電気があればいつまでも宇宙にいたい。」という単純な問題じゃないんですね。常に1Gの重力下で、バン・アレン帯とオゾン層に守られて生きていた人類が、あまり長時間宇宙空間にいると無重力状態による廃用性症候群(映画「2001年宇宙の旅」のディスカバリー号はコレを防ぐため遠心力で人工重力を発生し、飛行士は毎日運動していました↓)になって、地球に帰って来たら歩けなくなったり、

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長時間宇宙放射線に被曝することで放射線障害を起こしたり(宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長の持病でした)するので、ある程度になったら地球に帰さないといけないんです。

この事態はある程度予測されていました。無人の物資輸送ならばJAXAのこうのとり、ロシアのプログレス、ESAのジュールヴェルヌ(退役済み)等で賄えますが、有人の往復をソユーズだけに丸投げして大丈夫なのか?これは次期有人宇宙船のオリオンが完成する前に無責任にスペースシャトルを退役させてしまい後の人員輸送をロシアに丸投げしたNASAも悪い(そのへんの事情はココあたりが詳しい。参照:https://ncode.syosetu.com/n4343eh/8/。)

実は「宇宙兄弟」にあるようにソユーズをロシア国外に打ち上げを委託したことは過去にある。ESAがギアナから1度打ち上げている。ここは一つ「宇宙兄弟」のように、JAXAも最新型のH2Bロケットで種子島からソユーズを本当に打ち上げてみてはどうか?

話題はいきなり脱線するが、昨日証券会社さまから中間決算の目論見が来ました。

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例の「今は何と言っても医薬品、特に抗ガン剤が狙い目ですよ~」(参照:早くも失速か!?)ですが、8月に発注してわずか2ヶ月で...

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高い手数料をものともせず2万7968円の利益が出ました!何もせず2ヶ月間お金を寝かせているだけで2万8千円が空から降ってきた....(と言ってもこのままではいわゆる「含み益」で解約して初めて利益になるんで、このまま持っていても私の財布の中身が増えるわけではない。念のため)これが「ノーベル賞効果」か(インサイダー取引(大げさ)参照)!?まあ、この目論見書が来た日に世界同時株価下落があったので今は下がっているだろうけど、高い購入手数料は瞬時にモト取れました。いやぁ~、これだから投資はやめられない(”▽”)v。

2018年10月11日 (木)

輝かしい失敗

コミックスを買うほどではないけど連載当初から注目していた週刊モーニング連載の「宇宙兄弟」。今日発売の連載で、オービターのドッキングハッチの故障で地球に帰れなくなった月面滞在中の飛行士2名を救出するため、米国NASA、ロシアロスコスモス、日本のJAXAの連携プレーで種子島から日本のロケットでソユーズを打ち上げるお話がありました。

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フィクションが現実と重なるのはハードSFではよくあるお話(2001年宇宙の旅のアーサーCクラーク氏も自分が小説で描いたトラブルそっくりの事が現実のアポロ13号で起こった事を書いています)ですが、本日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で打ち上げられたソユーズが途中でロケットがエンストして緊急脱出ロケットで脱出して2名の飛行士が生還という信じられないニュースが!!

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緊急脱出ロケットが作動したのは1983年の事故(このときは本当にロケットが爆発した)以来と記憶しています。「MoreはGoodの敵」「枯れた技術こそ最高」とSF作家の野尻抱介氏が「ロケットガール」の中で書いていましたが、本当に「古典的な」「枯れた技術」がいかに安全性が高いかを、2度に渡って証明した訳です。これがスペースシャトルだったら絶対助からなかった訳で...

前回の1983年の事故で生還したウラジミール・チトフ氏↓は

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命が助かった喜びよりもミッションが失敗した悔しさから「なんてこった!また宇宙に行きそこねた!」と悔しがったそうです。今もロスコスモスの重鎮で、優秀な後輩たちを育てています。

これ、本当に日本のJAXAも米国NASAもロシアから学ぶことすごくたくさんあるという立派な教訓になったんじゃないでしょうか(詳細↓)?

https://www.jiji.com/jc/v2?id=20090609japanese_astronaut_19

結局、JAXAの的川先生やSF作家の野尻抱介氏のおっしゃるとおり(「2001年宇宙の旅」のアーサーCクラーク氏も「ボーマン船長は父親をシャトルの事故で亡くしている」というセリフでシャトルがいずれ事故を起こすことを予言しています)、スペースシャトルは多大な人身事故を2回も起こして退役してしまい、使い捨てロケットの方が安全で安上がりという事が証明された訳ですし、現在ISECGという国際組織で、米露日欧が共同で有人月面探査や火星探査をやろうとしている中、もっとも有人宇宙飛行の経験が長いロシア(=旧ソ連)の経験とノウハウはNASAにとってもJAXAにとってもESAにとっても(あと、ISECGから一歩距離を置いている中国にとっても)学ぶことはたくさんあると思います。

とりあえず、生還した2名の宇宙飛行士さんの無事を喜びたいと思います。

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