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ニュース

2023年8月25日 (金)

インドの探査機が月面着陸成功!

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はっきりロシアとインドで明暗が分かれた月面の南極着陸。ロシアのルナ25号は失敗してインドのチャンドラヤーン3号は無事に着陸成功。4年前の雪辱を晴らしました。「この成功は人類共通のものだ」とインド首相がコメントしたように得られた科学的情報を独占する気はなく全世界に公開するでしょう。インドのISROもISECG(国際宇宙探査共働グループ)の一員ですから。次は日本の番ですね

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JAXAの月着陸船SLIM。得られた科学情報は米国のアルテミス計画に生かされます。

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一方完全に明暗が分かれた形のロシアのルナ25号(今更25号を名乗るか!?)あなた達今そんなことやっている場合じゃないだろ!?月面到達一番乗り、月の裏側の撮影に初成功!と宇宙開発史に燦然と輝く業績を残してきた旧ソ連の「ルナ計画」ですが、今やその技術も過去の栄光になりつつあるなぁと実感。ちなみにソ連はルナ2号に原子爆弾を積んで月面で爆発させる計画もあったとか(参照)。何たる狂気。動機は至って簡単で、ルナ2号には軟着陸の能力が無く、月面に衝突したら壊れてもう計測ができない(月に到達した証拠が残せない)ので月面上で核爆発を起こせば世界中のアマチュア天文家が望遠鏡で計測できるので動かぬ証拠になるという目論見だったようです。もし実現していたら月面にクレーターがまた一つ増えたことでしょう。参照。1962年の水爆実験で出来たセダンクレーター

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次はイスラエルも再挑戦して欲しいものです。

PS)後日ルナ25号が残したとされるクレーターが発見との報が!

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今や月面も24時間監視されている場所なんですね。ここまで証拠を見せつけられても「アポロ捏造説」を本気で信じる人の神経を疑いますけど。

2023年3月12日 (日)

若田光一さんお帰りなさい!

昨日「宇宙食」と「スペースカメラ」の話を描いたら本日JAXAの若田光一さんが民間宇宙船「クルードラゴン」でISSから地球に帰還というニュース。おぉ!何てタイムリー!。

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真夜中の着水!何て幻想的!

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無事にお帰りおめでとうございます!

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今の宇宙服は随分固い部分(ハードシェル)の面積が多く動きやすそうですね。

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アメリカ人で初の宇宙遊泳をしたエド・ホワイト飛行士(ジェミニ4号/1965年)。SF小説&アニメ「ロケットガール」で野尻抱介さんが書いていたけど、この頃の宇宙服は柔らかい素材で作られていたので真空中に出ると風船のように服が膨らんでその膨らみに逆らうように腕や指を曲げ伸ばししなければならないので物凄い筋力を使ったそうです(だから当時のNASAでも「怪力」と評判の彼が選抜されたのか)。実際にホワイト氏の3か月前に世界初の宇宙遊泳をしたソ連のレオノフ氏はそれで本当に宇宙空間で動けなくなり宇宙服内の空気を抜いて何とか宇宙船に戻っています。

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若田さんがISSから撮った富士山。うわぁ、フジツボそっくり!

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私が今所有するスペースカメラはニコンF4のみ。もっとも船外活動には使われなかったのでニコンさんでは「スペースカメラ」にカウントしていない模様(笑)。

2022年11月16日 (水)

遅れに遅れたアルテミス打ち上げ

余りにも遅れたアルテミス1の打ち上げ(まるで私の同人誌みたいだ・・)やっと打ち上げ成功しましたねぇ!(アルテミス計画の詳細はココ参照)・

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完成してから打ち上げるのに13か月もかかった!この画像の3:18ごろ)。安心しました。人類が最後に月面に到着したのはアポロ17号の1972年。もう半世紀も経ちます。これで再び人類が月へ向かうようになる。50年前のアポロ計画はアメリカ1国だけでソ連に勝つことだけが目的だったので息切れしたけど、今回は国際協業なので長続きするでしょう。これで本当に今夜は安眠できます。

2022年8月29日 (月)

アルテミス打ち上げ延期

昨年10月に本体が完成したにも関わらず半年以上も打ち上げ台に乗せたまま放置プレイ中のアルテミス1を載せたSLS(スペースローンチシステム)。いよいよ本日打ち上げ!ネットのライブ中継をワクワクしながら凝視していたんですが・・

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最初はワクワクする映像が次々と出てきたんですが、

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おお~!実物ならではの大迫力!!オネアミスの翼みたいだ。

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液体酸素、液体水素の蒸気が噴き出している臨場感ある動画にドキドキ!

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やがて、遠景ばかりになり「これ、本当にLive中継なのかな?」といぶかしがっていると

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あ、トラブル発生したんだなと思われる注意書きが出た後、

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意味不明な映像に切り替わって

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そのままおしまい。

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別のサイトを開いたらエンジントラブルが発見され打ち上げ中止!次回は9月2日に再挑戦・・・・まあ、初打ち上げのロケットにはよくある事で予想はしていました。1981年のスペースシャトルコロンビア(STS-1)の打ち上げも2回延期になってます。当時リアルタイムで見て憤慨した小学4年生の私。

まあ前のアポロ計画が打ち切られて以来半世紀私は待ちました。有人月ミッションが再開される日を。今まで何度もこういう計画、ぶちあげられては中止の繰り返しでした。実物のロケットが完成するまでこぎつけたんだからもう中止は無いでしょう。

50年前のアポロ計画はアメリカ1国だけでやったから息切れして中断したけど、今回は国際共同プロジェクト。日本のトヨタがムーンバスを欧州のエアバス社が月着陸船を作らせろと言っています。人間は米国のSLSで打ち上げるけど、食料、酸素、日用品などの物資は日本のH3ロケットが打ち上げることが決まっている(小さいけど月ロケットです!)。日本人が月に立つ!漫画「宇宙兄弟」が現実になる日はもうすぐです!

(詳しく知りたい人はコチラもどうぞ!)

2022年6月 5日 (日)

堀江謙一さんお帰りなさい!!

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海洋冒険家の堀江謙一さん。無事に到着しましたね!おめでとうございます。それにしてもたった69日で到着とは速すぎませんか?60年前の最初の太平洋横断では95日かかったのに!もちろんヨット自体の性能向上もありますが(ちなみにヨットの設計者は60年前の初代マーメイド号設計者息子さん。)、60年前は「初心者」で83歳の今は「太平洋何て何度も横断している」超ベテランですので60年間の知識とスキルの積み重ねの成果でしょうね。単独無寄港世界一周なんて48年も前にやっているし。

堀江さんの事は小学生の頃から知ってました。TVで「ビールでご飯炊いたって本当ですか?」と聞かれたことを覚えています。きっと堀江さんは生水は腐りやすいから帆船時代はビールを飲料水に積んでいた事知っていたんですね。知らないはずない!!中学生の頃夢中で読みました。「太平洋ひとりぼっち」

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このあかね書房版「20世紀の記録」は堀江さん本人がオリンパスペンEEで撮影した写真も載っているし、上陸後の後日談も加筆されているので良かったです。この本で初めてオリンパスペンEEの偉大さを知りました。

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時期的にコレですね。飛行艇の写真もブレずに写っていたのでシャッター2速になってからのモデルでしょう。

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石原裕次郎さん主演の映画も見てます。見ての通り大作です。なんとお母さん役が名女優の田中絹代さん!!特撮はゴジラの円谷プロ!!という豪華メンバー。台風のシーンはなかなか迫力がありました!!この当時は海水を飲み水にする技術も無かった(原作でも「海水を淡水に簡単にできたら良いのに」というセリフが出てくる)し、無線も積んでいなかったので出港したが最後行方不明になる!(実際出港後に家族が捜索願を出している)60年前から比べると本当に航海技術は進歩しました。陸地のそばなら携帯電話も使えるし、海水ろ過装置もあるし、60年前は缶詰しかなかったけど今はレトルト食品やフリーズドライ食品もある。暇ならノートパソコンで映画も見れる。堀江さんも「今だったらひとりぼっちでも全然寂しくないね」とおっしゃってます。

とは言え、ひとりぼっちで小型ヨットで太平洋を横断できたのは過去60年間の経験があるから!!初心者は絶対マネしちゃだめですよ。

2022年5月 4日 (水)

アルテミス計画は没らなかった!

今回のロシアのウクライナ侵略により、ロシアが国際宇宙ステーション(ISS)と有人月探査計画アルテミス計画から実質撤退したせいで、宇宙開発関連の株価が急落した話は先月しました。あたし、宇宙開発にトヨタ86の新車が買える位投資してます。でも、金額面の損失はさして気にしていない。「またしても有人月計画が没になるのか?」そっちの方が心配でしたが、昨年末にすでに実機が完成し打ち上げ台にも乗せられたSLS(スペースローンチシステム)はどうやら今月中に打ち上げ決定したそうです。良かった・・・・これで株価も少しは上がる(←結局気にしてんじゃん!←そりゃそうでしょ?300万溶かしてられるかっ!!)

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今回は無人。だけど月周回軌道は回って「日本製の!」無人月着陸機オモテナシ号を投下するという本格的な月探査計画です。無人と言う点では7号以前のアポロ計画に相当します。無人探査とは言え、半世紀ぶりの月面探査の最初のパートナーに日本のJAXAを選んでくれたのが嬉しい!50年前、日本が最初の人工衛星おおすみをやっと打ち上げたときすでにアメリカは月に人間を送っていた。おおすみの打ち上げにも関わったJAXA名誉教授的川泰宣先生も当時の事を「あいつら月に行きやがった」とカネも技術も人数も圧倒的に引き離された現実にさぞや無力感を感じたことと思います(幼稚園時代の私ですらそう思いましたから)。

それが今やNASAから有人月計画のパートナーとして名指しして呼ばれたんだと思うと50年の歳月と言うのは長いようで短かったんだなぁと感じます。本当に嬉しい。

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今回は有人と無人の違いはあるけど1968年のアポロ8号のミッションに近い。月の周回軌道を回り、日本製のオモテナシ号を投下後地球に戻りカプセルの大気圏再突入実験を行うと。ただ、今回は人類史上初の月の逆行軌道(月の自転方向と反対向き)に回るという実験要素も含まれています。この無人試験飛行の成功が次のアルテミス2の有人月周回飛行とアルテミス3の本番の月着陸に繋がる。絶対成功して下さい!!私の300万円のためにも(←しつこい!)。

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スペースシャトルの実質後続機(むしろアポロ宇宙船の正常進化型だが)オリオンにとっても今回が初の月飛行です。本当にこれ、実現するのか?前作のアレス計画がとん挫した時からやきもきしてました。

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↑過去半世紀の間人類が建造してきた巨大ロケットの比較図。今回打ち上げるSLSは中央。半世紀も経っているのに、SLSは50年前の米サターンVロケットや旧ソ連N-1ロケット並みの大きさが必要。これはニュートン先生の万有引力やツィオルコフスキー先生の液体燃料ロケットの法則といった物理法則が変わらない以上、同じ燃料を使う限り同じ体積が必要という事です。反重力や波動エンジンでも発明されない限り(笑)。ただ50年前とは設計思想がちょっぴり変わっているのはサターンVやN-1は1段目の燃料に炭化水素系燃料(ぶっちゃけて言えば灯油)を用いて、比推力(燃焼時間≒燃費)を犠牲にしても瞬発的な推力(加速)を重視したのに対し、SLSは全段液体水素で不足する加速度は外付けの固体燃料ブースターで補っている点。どっちが有利かは一長一短があるらしい(私は的川名誉教授ではないので詳しく知りたい人はここでも読んで下さい)。または燃焼室に燃料を送り込むターボポンプが「2段燃焼サイクル」によりこの50年間で液水+液酸のロケットの燃焼速度≒加速が向上したこともあるらしい(アポロの頃はまだ実用化していなかった)。ただ、この2段燃焼サイクルが大変な難物でNASAも旧NASDA現JAXAも開発中に何度も地獄を見ているので日本のJAXAも後続機のH3では2段燃焼サイクルをやめて多少燃費は悪くなるもののコストや故障率が少ない「エキスパンダーブリードサイクル」にスペックダウンしている。素人の私に分かるのはその程度。日本もN-1(ソ連のN-1とは別モノ)N-2までは液体酸素+灯油の組み合わせだったけどH-1以降は液体酸素+液体水素に変更している。また固体燃料ロケットは糸川先生のペンシルロケット以来日本のお家芸です。世界的にも液酸+液水に固体燃料ブースターが今は主流。ってことは、これが一番「無難」って事なんでしょう。一方アメリカのデルタIVヘビーのようにブースターも液体燃料に拘っているロケットもある。

とりあえず打ち上げの成功を祈ります。人類の未来のために!私の300万円のために(←しつっこい!!)。

2022年3月 5日 (土)

大変だぁ!!

もはや令和4年雪害として歴史に名を残すほどの大雪となった今年の雪害ですが、とんでもない事が起こりました。詳細はニュース報道参照。

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屋根に積もった雪の重さでとうとう潰れましたこの木造家屋!!消防署が出動して救命活動が始まりました。

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前に止めていたクルマも下敷きです!

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屋根の上で人海戦術で必死の救助活動が!

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下から見た様子。幸い家屋にいた4名全員無事に救出されて命に別状は無かったそうですが(これで命に別状無かったの?)今年度の雪害が尋常じゃないのは思い知りました。札幌の実家は大丈夫か?

2021年10月29日 (金)

SLS(スペースローンチシステム)完成!

50年ぶりの有人月着陸ミッション「アルテミス計画」のキモであるSLS(スペースローンチシステム)ロケットがついに完成!

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おお、模型やCGじゃない本物の映像はやっぱり説得力あります。小学生の頃、アポロ計画の偉業を図鑑で読んで感動した世代としては人類が再び月探査を始めるのは涙が流れる程嬉しい。できれば「2001年宇宙の旅」のアーサーCクラーク博士や航空評論家の佐貫又男先生がご存命のうちに発動して欲しかった・・・・本当にブッシュ(息子)大統領の時代から何度もぶち上げられては「そんな金あるか!(Byオバマ大統領)」と何度も頓挫してきた計画です。本当に私が生きているうちに人類が再び月面に立つ映像を見せてください。私はアルテミス計画を応援するために宇宙開発にトヨタ86が新車で買えるくらい投資してるんです!!(←何てバカなことを!?と思う方は当然おられるでしょうが、定期預金の利息よりははるかに多いリターンはある。私が金儲けしか興味のない本物の「金の亡者」だったら全額フィンテックにつぎ込んでます。)

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↑「インベスターZ」より。そう、私は「広い心を持った未来を見通せる人」になりたい。ビデオ、CDデッキ、パソコン、ケータイ、デジカメ、DVDデッキといった「新しいメディア」を「あんなものすぐに消えてなくなる!」と徹底的に拒絶し続けてきた父みたいな老後は絶対に送りたくないと思ってます。

アメリカがSLSを完成させたからにはパートナーの日本もアルテミス計画支援のキモである「H3ロケット」を一刻も早く完成させなければなりません。アメリカは月軌道までの無人物資輸送は日本のJAXAにほぼ一任しているので、H3無しにはアルテミス計画は成立しない。「人間を運ぶのはアメリカのSLSで食料、水、日用品、燃料などの生活物資を運ぶのは日本のH3。」ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のアリアンロケットとの競合があっても、NASAは過去に国際宇宙ステーション(ISS)に一度もミスもなく「こうのとり」で生活物資を送り届けてきた日本のJAXAに絶大な信用をしているからあえて日本を単独指名しているんです(にしても自分のミスを日本に押し付けておきながらこのドヤ顔は何なんだろう?)。

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人類にとって最後のフロンティアは宇宙にしかないのですから。

2021年10月 5日 (火)

小樽で花火工場が爆発!

今朝、職場で仕事中、「ドンッ!ドドン!ドン!」と打ち上げ花火のような音が。「なんだ?今日新装開店のスーパーでもあるのか?」と思ったら5階に上がったら職場正面の裏山から黒煙が上がっている。5階のお年寄りが興奮して「昼間なのに花火が上がっていた!」と話されていた。直後に目の前の国道五号線を消防車と救急車が駆け抜けていった。何事か?

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↑そう、本当にこんな風に見えました。

まもなくTVニュースで「小樽の花火工場で爆発事故!」というニュース。あれ、やっぱり花火だったか。というか小樽に花火の工場があったとは知らなかった。こんな山奥に工場を建てるのも、こういう事態に備えて民家から遠く離れた場所に建てるからなんでしょうね(ロケット発射場と同じ)。

一昨日も居眠り運転かよそ見運転のタクシーに跳ねられそうになるし、何かここ最近ロクでもないことが起こる。これもコロナ禍で心に動揺のある人間が増えたせいなのかどうか?

そういえば、このコロナ禍で軒並み夏祭りや花火大会が中止になり花火業界もピンチという話を聞いた。これもコロナとまったく無縁ではないのかもしれないですね。

2021年2月 7日 (日)

またまた虫の知らせが当たった

良く、わたしが著名人近代史の話題を振るとその直後に当事者の訃報が流れる「虫の知らせ」。不本意ながらまた当たりました。わたしが「マ-ジナルオペレーション」のことネタにした直後にミャンマーでまた軍事クーデターが

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アウンサン・スーチー女史また拘束。同じこと何度繰り返すんだこの国は!?

これ見て「マージナル」のホリー女史を思い出しました(ネットでも同じこと書かれています)。

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アラタの「第3夫人」の座を狙う女です(w)。

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ちなみに「第1夫人」はジブリール。

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「第2夫人」はジニ。自称しているのはこの子だけですが。

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「第4夫人」はソフィア・グリンウッドでしょうか?心を病んでから後半は出番無くなりましたが・・・

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当初はタイ在住の華僑から「我が物顔でミャンマーの領土を侵犯してくる中国軍を追っ払って欲しい」という依頼だったのが、実体は当のミャンマー軍が自国民を虐殺し略奪の限りと尽くしている現状に子供たちが激高します。特にタイから新しく入隊した少年少女はみな同じく親や祖国から見捨てられた境遇ですから「虐げられた者」を見て見ぬ振りができなかった。

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第2期での新兵募集で仲間に加わったク・ミエン。「悪いことを止められませんか?」正義感を奮い立てます。

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「なるべく殺さないように」アラタの指令ですが、ミャンマー軍の傍若無人ぶりに激高したグエンは射殺します。

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救出された村の村長さん。涙で感謝の言葉を返します。苦労が報われた瞬間。少年兵たちも「僕らの戦いは間違っていなかった。」と自信と誇りを感じたことでしょう。特にク・ミエンは大喜びでした。

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国連査察団のホリーは元々ミャンマー出身。

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アラタも子供たちも直接ミャンマーとは関係ないのに命がけでミャンマーの国土と国民を守るために戦ってくれている事に感謝しています。ホリーは元々ミャンマー政府高官の娘で「良家のお嬢さん」でしたがクーデターで親は殺され一家は離散。自分は夜の街に売り飛ばされました。あ、この設定前にもあったな。山本直樹氏の「僕らはみんな生きている」のセーナと同じだ。実写映画にもなりました。

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そこでアラタに会って法外な料金を貰い(ボッタくったとも言う)、自由の身を勝ち取ったんです。ホリーにとってもアラタは命の恩人だった。だから最後までアラタとともに戦う決意で来たんです。

貧富の格差が絶望的に大きな発展途上国ではたとえ運よく富裕層に生まれても親が失脚したらたちどころに貧困層に転落してしまう。これが発展途上国の恐ろしさです。貧困層は嫉妬やっかみ妬みひがみから常に虎視眈々と富裕層の寝首を掻くべく爪を研いで狙っていますから。だから発展途上国の富裕層の邸宅は巨大な塀や頑丈な門で四方を張り巡らしている。

富裕層が富を独占し、貧困層はまともな教育も受けられず一生貧困から逃れられない。この絶望感が終わることのない戦乱を産み続ける。アラタや子供たちがそれを一番実感している。

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親や家系とは関係なく、優秀で努力した人間はどんなに貧しい出身でも良い学校に入れて人の上に立つ立派な仕事に就ける国こそ私は「先進国」だと思います。(遠回しに、何の努力も勉強もせずに自分より努力して成功した人間に嫉妬して足を引っ張る人間は論外だと言っている。)

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