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映画・テレビ

2021年10月 7日 (木)

実写版JKからやり直すシルバープラン

いよいよ11月から放送開始の「JKからやり直すシルバープラン」のキャストが勢ぞろいしました。

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10000ウォン紙幣・・・(日本円にすると千円札)。舞台を隣国に移したらそのまま還流ドラマですね。この札束は40万円くらいか?

ああ、そういえば多田かおる先生の「イタズラなKiss」も舞台を台湾に移してドラマになってます

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カメラ少年の尾上慎二君。メガネかけてよ。カメラはニコンF401。1990年と言う時代設定に忠実。この当時の高校写真部員なら妥当な選択だと思います。

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白石ハヤナ嬢役の紺野彩夏さん。主人公・小百合と共に、高校時代、二大悪党と恐れられ、その美貌とカリスマ性で校内のトップに君臨する女子高生(笑)。悪女っぽくて良いです。

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柏村真紀ちゃん役の祷キララさん。学園一の才女でクールなメガネっ子。うわっ!本当にリアル真紀ちゃんだっ!他、原田先生や真紀の父ちゃん。借金取りの岡さんのキャスティングも決定。これは楽しくなりそうですね。自宅にテレビ無いけど実家のTVにDVDデッキ着けて録画しちゃおうかな。

2021年9月26日 (日)

10月2日BSで放送「カリオストロの城」

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もうテレビで何十回も放送されているであろう宮崎駿監督映画デビュー作「カリオストロの城」もう40年も昔の作品で、台詞まで全部暗記しているのに、不思議と何十回見ても飽きない。何十回見ても飽きないからこそ傑作なんでしょう。上映当時子供だったパパママが大人になって子供と一緒に見る。「日本のディズニー」と言われるゆえんです。

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このミニカーも現在、良い値段してます。映画のせいだ!シトロエン2CVなんか高くて手が出ない!

封切り時の私は小学2年生なのでリアルタイム世代なんですが、当時は「あまりウケなかった」印象があります(大コケした訳じゃない)が、後年、テレビ放送で人気に火がついて、1985年ごろにはこんな本が出るくらいですから「伝説の名画」になっていました。「超時空要塞マクロス」でもパロディに使われてましたから(マックスがミリアとゲーセンで対決してデートの約束を取り付ける回)。

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↑劇場版第1作「ルパンVS複製人間」は赤ジャケなので間違いなくTV版と同時代の「現代」が舞台です。飛んでいるヘリコプターやミサイルは間違いなく公開当時の「現代」のメカでした。

当時すでにTV版第2期(通称赤ジャケ)が放送されていたので旧作の緑ジャケでの再登場に違和感を感じたものです(つまりこれはTV版第2期のルパンじゃなくて10年前のエピソードと言うこと。これは宮崎駿氏も公言している)。

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劇中で不二子がルパンに送りつけた新聞切り抜き。しっかり劇中は1968年9月12日だと明記されている。つまり第1期TV放送(1971年放送開始)よりももっと昔のエピソードと言うこと。

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そういわれると、登場するの銭形のとっつぁんのブルーバードが510ブル(石原裕次郎氏の「栄光への5000キロ」の主役マシン)じゃなくて410ブルだったのも、伯爵とクラリスの結婚式時に「衛星放送」じゃなく「宇宙中継」と言っていたのも、不二子たちが中継中のTVカメラがズームレンズじゃなくてターレット式なのも(←細かいな・・・)瞬時に納得がいきます。この時代、ズームレンズがあるにはあったが、非っ常~に画質が悪かった(しかも重かった)ので、あえて単焦点を選ぶプロも多かったでしょう。

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↑「ターレット」ってコレ(「テレビ天使」ちばてつや著)今思えば「没落お嬢様モノ」のはしりです。

これだけ時代考証が凝っているのに、1968年当時はまだ存在しないカップ麺をルパンや銭形が食べているのは「わざと」ですね!!絶対!!

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制作当時、「カリオストロ」のスタッフは連日スタジオに泊まり込みで嫌って言うほどカップ麺を食べたそうで、その壮絶さを当時の「アニメージュ」編集長が取材中に見ている。

この上映当時の「現代」ではなくて「上映当時の11年前の昔話」という絶妙な設定にしたのが、今見ても古びない理由です。だから劇中にはコンピュータも携帯電話もズームレンズも出てこない(w)。下手に1979年当時の最新の技術(オープンリールのメインフレームコンピュータとか、ランボルギーニ・カウンタックとか)が登場したテレビ版第2期は今見ると見事に古臭い(w)。

実際宮崎アニメはちょっぴり昔(となりのトトロや魔女の宅急便)や異世界(ラピュタや千と千尋の神隠し)または超未来(ナウシカ)といった意図的に現代から時代をずらした作品が多い。だからこそ何十年経っても古びないんだな。

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「カリオストロ」では回想シーンにしか登場しない「ベンツSSK」設計者はフェルディナンド・ポルシェ。まあこんな目立つクルマ乗ってたら一発で通報されますよね(w)。

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増田の愛車は「ベンツSLK」。たった一文字違いでお値段はトリュフとエノキタケくらい違う(w)。

2019年7月20日 (土)

トランプ大統領は本気だ

先月末に私が生きている間に人類は月へいけるか? で書いた有人月面探査計画「ゲートウェイ構想」ですが、7月14日放送のNHK「これでわかった!世界のいま」で紹介されていましたのでご報告。

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アポロ11号が月面着陸して50年。

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おかげで、今あちこちで宇宙に関するイベントが開かれていて、

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資金難を理由にオバマ前大統領が中止したオリオン計画を(これ私が生きている間に人類は月へいけるか? で書いた論調と同じだ。NHKは私のブログ読んで脚本書いたのか?)トランプ大統領が再発動。宇宙船と着陸船だけではなく月軌道上に恒久的な宇宙ステーション「ゲートウェイ」を米、露、日、欧州共同で建造し、月面、さらには火星への有人飛行の拠点とするという壮大な計画です。ちなみに日本が建造し打ち上げるモジュールはステーション中央のちょっと出っ張った所。「こうのとり」の実績で培った無人の物資輸送とそのドッキングポートを日本が分担します。現在このためにH3ロケットが開発中です。

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これも50年前にアーサーCクラーク氏が描いた「2001年宇宙の旅」の構想そのままだ!映画でははしょられていたけど、小説版ではディスカバリー号は月軌道上で建造され、月から木星(原作では土星だけど)に旅立っています。

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まあこれは現在急速に頭角を現している中国に対するけん制も当然ありますね。

現在中国は米、露、日、欧州中心のISECG(国際宇宙探査共働グループ)とは距離をおき、中国独自で宇宙ステーションを打ち上げるなど、明らかに西側世界と対立する姿勢を見せています。実はこれも40年前にアーサーCクラーク氏が「2010年宇宙の旅」で予言している。映画でははしょられていたけど、原作小説では米ソ(ソ連もう無いけど..)協業で2度目の木星有人探査を行うけど、中国は抜け駆けして単独でエウロパ着陸を目指して遭難してしまうんです。クラーク氏の未来予測の正確さには今更ながら驚かされます(詳細:東京オリンピックの予言

で、話題は日本に移って、ISAS/JAXAのはやぶさ2。

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2度目のサンプル採集成功にアメリカの研究者も狂喜しています。アメリカも姉妹ミッション「オシリス・レックス」計画を実施中ですが、岩だらけの小惑星ベンヌに着陸する自信が無く、ISASの職員をアメリカに呼び寄せてアドバイスを求めたとか。アメリカからの液体燃料ロケットの技術導入(参照:新刊2冊 )から50年。今ではアメリカが日本に教えを請う時代になった事が感無量ですね。

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これに触発され、中国も小惑星探査に乗り出すと言ってます。時代錯誤な「国威発揚(月面に大極旗をはためかせるとか宣言していたどっかの国!あんたのことを言っている!)」のためではなく、こういう「平和利用」「学術用途」で国際間が協力や競争しあうのは良い事だと思います。正直私は中国はあまりスキじゃないけど、宇宙開発にかける中国の意気込みは本気だと思いますし、素直に応援しています。

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一方日本、中国につぐアジアの宇宙大国インド(ISRO)も紹介されていました。チャンドラヤーンが月面の南極で水の氷を発見した(実はこれも1970年のNHK人形劇「空中都市008」で小松左京氏が予言していました。)事で国際的に評価が上がったインド。今度は中国に続いて月面着陸を目指します。これも注目度大ですね。インドもゲートウェイ構想に加わって欲しいです。

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やっぱりこの本に書かれている事を追ってますね。私のブログを見て書いたというのは冗談で、まあこの本を元に脚本書いたんでしょうね。ここしばらく米、日、中、印の宇宙開発のニュースから目が離せません。

2018年9月26日 (水)

西郷どん

9月23日放送分のNHK大河ドラマ「西郷どん」第36話「慶喜の首」

https://www.nhk.or.jp/segodon/story/36/

明治維新のターニングポイントになった有名な「鳥羽伏見の戦い」です。

この中で西郷どんの弟が重症を負った際、西郷どんの懇願で派遣されたイギリス人外科医ウイリス氏の治療で命拾いします。

番組中にその描写はありませんでしたが、番組の最後にナレーションで「ウイリスは日本人の助手も連れてきました。」とさらっとナレーションが...

その瞬間、記憶が繋がりました!「あ”~!その話!!」隣で母がきょとんとしてました。

ウイリス医師が連れてきた日本人の助手って...

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↑この方じゃないですか!!帝国海軍軍医高木兼寛。慈恵会医科大学の創始者です。鈴木梅太郎博士と共に日本のビタミン学の創始者と言われている人物です。

作中でも鳥羽伏見の戦いから始まります(作中に西郷どんは出てこない)。

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高木氏が手も足も出ない銃による外傷の治療を

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ウイリス医師はみるみる治療していきます。

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自らの無力さを嘆く高木をウイリス医師は「イギリスに来て医学を学べ!」と勧誘します。

後に海軍の高木兼寛は脚気の原因は生活習慣病(栄養障害)説を唱えるのに対し陸軍の森鴎外(言わずと知れた文豪)は感染症説を強硬に主張して血みどろの戦いになります。

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このコミックスではむしろそちらの戦いの方が主題なのですが、これは超有名な話なのではしょります。詳しく知りたい方は自分でググって下さい。原作のクレジットは無かったけど、これ完全に吉村昭氏の「白い航跡」のコミカライズですね。

私が言いたいのは「偉人が偉人を育てる」事。坂本竜馬が創設した「海援隊」のメンバーだった陸奥宗光が後に外務大臣となって明治時代の日本人の宿願だった不平等条約を改正したように、一人の偉人が、志を果たす前に絶命しても、育ててきた後輩や教え子が立派にその志を受け継いできたんです。
私は教職になる器じゃないし人の上に立つ人望も無いけど、ささやかながらカメラ、レンズ、宇宙科学等、趣味で読んだ知識を少しでもこのようにネットに広めて、私が書いた駄文で私よりも年下の世代に微力でも「ああ、こんなお話あったのね」と受け止めて頂ければ幸いと思いながら日々サイトとブログを営んでいます。

2017年12月29日 (金)

映画になっていた

これって、広島長崎の原爆を運んだ鑑を沈めた潜水艦じゃあ!?で書いたインディアナポリス号と伊58潜水艦の史実そのものがDVDでローソンで売っていたので衝動買い。

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ニコラス・ケイジ主演「パシフィック・ウォー」2016年のお正月映画でした。私の興味からはどストライクの作品なのに今までノーチェックでスマソ。

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低予算映画なのでCGはかなりショボいですが、潜水艦内の描写はかなりリアル。これ、多分実物を使っていると思います。

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時代考証的には大戦末期なのにゼロ戦が白かったり、腹に抱えているのが250kg爆弾じゃなくてただの増槽タンクだったり、

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原爆輸送と言う極秘任務を日本に嗅ぎつけられないよう護衛無し、単艦での輸送を強行する無謀な作戦を説明する場面が、尺を省くためとはいえセリフ回しが安っぽい(ここまでストレートには言わんだろ?)とか

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いろいろ突っ込み所はあるんですが、短い尺で「史実を忠実に」再現しようとしたのは素直に賞賛します。こんな低予算(何度もスマン)映画でこれだけ日米双方の視点に公平に描かれた戦争映画は「トラトラトラ」「硫黄島への手紙」以来じゃないでしょうか(ちなみにこの2作は超大作です)。ハリウッド映画にありがちな可笑しな日本の描写(例えば映画「パールハーバー」みたいに空母の中でろうそくに火をともして祈っているシーンとか?)は一応ありません。私のブログこれって、広島長崎の原爆を運んだ鑑を沈めた潜水艦じゃあ!?でも書いた通りマクベイ艦長も橋本艦長も「部下思いの血の通った人物」として描写されています。軍法会議で「あれだけ至近距離だったらジグザグ航行していても魚雷は外さなかった」と橋本艦長が証言した事も映画で描写されています。

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なのに米軍はあまりの戦死者の多さに、誰かを「いけにえの羊」に仕立てなければ世論が収まらなかったために、

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マクベイ艦長を有罪にして全責任を押し付けます。

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裁判後、橋本艦長は「日本海軍だったらそもそも自艦が撃沈された事で軍法会議にかけられることは無い。」と自分の力が及ばなかった事を遺憾に語ります。

それに対してマクベイ艦長は「運んでいたものが何なのかおよそ見当がついていた。」と答えます。

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そして、自分が運んだ物のせいでヒロシマとナガサキが消滅した事も....

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橋本艦長もこれって、広島長崎の原爆を運んだ鑑を沈めた潜水艦じゃあ!?で私が書いたことそのものを劇中で答えています。

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そして和解。

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マクベイ艦長は遺族に攻め立てられ1968年にピストル自殺。橋本艦長は公職追放後、長崎重工造船所で日本の潜水艦建造技術を後輩に伝授しながらもマクベイ艦長の名誉回復に奔走し

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橋本艦長の死後、やっとクリントン大統領が名誉回復を承認しました。

おお、私がブログで書いたこと全部、映画で描写されています。

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結局マクベイ艦長のこの言葉通りなんでしょう。

映画ではマクベイ艦長の部下たちが「日本との戦争には勝利したが、真の勝利はこの世から戦争を無くすことだ。」と〆ていたことにこの映画の真に伝えたいことが言い表されているんじゃないでしょうか?

アメリカ人だって日本を焦土にして「ざまあみろ!」「「あ~すっきりした!」なんて思った軍人はいないと思います。日本人がアメリカ人から真珠湾攻撃を蒸し返されるのが嫌なように、アメリカ人も原爆投下を蒸し返されたくない。お互いの誤解と愚かさを反省し、無くなった英霊の死が無駄にならないよう、二度と同じ過ちを繰り返さない事こそが、戦死した先人たちへの供養だと思います。

PS)今年の8月18日にマイクロソフト社のポール・アレン氏がインディアナポリスの沈没地点を発見したというニュースがあった。伊58潜水艦共々、今年発見されたのはこの映画の影響だったと信じたいです。

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