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経済・政治・国際

2017年12月 8日 (金)

まるで40年前に時計の針を戻したようだ...

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↑北海道新聞2017年12月8日朝刊。

今年の1月に早くもトランプ効果か!?でトランプ大統領が30年も昔にとっくに決着がついている(ケント・ギルバートさんもそう言っていた)自動車問題を今更蒸し返して、「いつの時代の話してんだい!アメリカで売られている日本車の4割はアメリカ現地生産だ。ホンダアコードもトヨタカムリも当のアメリカ人でさえ「アメ車だ」と認識しているのに!?」と頭抱えたら、今度は40年も前にカーターさんが一度手がけて大失敗したパレスチナ問題「エルサレムをイスラエルの首都と認める!」って、あなた!それで40年前どうなったか知ってるでしょ!?

「サダト」「カーター」でググれば当時の話いくらでも出てきますけど、1978年当時(わたしは小学1年生)米カーター大統領は「第3次中東戦争でイスラエルが占領したシナイ半島をエジプトに返させてあげるから、イスラエルと講和条約結びなさい。」と仲介してくれた訳です。エジプトのサダト大統領は長い戦乱で国土が荒廃していてアメリカの援助が欲しかったのでそれを飲んだ訳ですね。

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↑実家の整理したら出てきた「電撃!ロンメル戦車軍団」(立風書房/ドン男爵著/1980年刊)。右がサダト大統領、左がナセル大統領です。
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屈辱のナチス占領下のエジプトでサダトさんとナセルさんは虎視眈々と独立の機会を狙っていた訳です。東南アジアインドネシアのスカルノさん(デビィ婦人のダンナ)とハッタさんの関係に似てますね。現在、東南アジア諸国連合(アセアン)を仕切るインドネシアのように、当時のお二人はアラブ諸国が独立後は我がエジプトがアラブの盟主になる野望を抱いていたのです。

詳細はココ「世界史の窓~エジプト=イスラエルの和平」

http://www.y-history.net/appendix/wh1703-025.html

ここも参考になります「カーター元大統領の訪朝は面白い一手」

http://hanemone.blogspot.jp/2017/10/blog-post_10.html
当時のカーターさんは「人権外交」を標榜していた通り、私利私欲無しで純粋に世界平和のために泥沼のパレスチナ問題を解決したかったんだと思います。実際当時の国際社会はこの「キャンプ・デービッド合意」を大喝采で賞賛したと記憶しています。当時のわたしの小学校の担任も「閉鎖されたスエズ運河が再開したときはほっとしたね」と喜んでいるのを聞いた覚えがある。

んが、今思えば「根回し」が甘かった。アラファト議長率いるPLOをテロ組織と決め付け最初っから蚊帳の外に出して、他のアラブ諸国抜きにエジプト一国だけが独断で講和を結んでしまったので、アラブ諸国は大激怒。後にいたる禍根につながります。

現在に至るまでアラブ諸国の間ではエジプトは「裏切り者」の扱いらしいです(参照↓)。

http://www.afpbb.com/articles/-/2415361?cx_position=6

史実をリアルタイムで見ているわたしも、この合意のせいで中東はひっちゃかめっちゃかになったのを覚えています。PLOのパレスチナ侵攻、1980年のイラン革命で第2次オイルショック、さらにイラン・イラク戦争と。

この条約を他アラブ諸国の賛同も得ずに独断で結んだサダト大統領は1981年に暗殺されます。当時はなぜ暗殺されたかわからなかったけど、大人になってから調べたら、むべなるかなと思った次第です。

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NHKプロジェクトX「爆発の嵐!スエズ運河を掘れ」(宙出版)より。まさかこの翌年に暗殺されるとは....
カーターさんの頃トランプさん30代のビジネスマンだったから、当時のことリアルタイムで知っているはずなのに、なんで40年前のカーターさんの失敗(カーターさんの行動自体は正しかったと思います。PLO始めアラブ諸国への根回しが足りなかったせいです)を蒸し返すかなぁ~~?

                            

本当に、一番政治家になってはいけない人が大統領になっちゃったんじゃないかと思います。サダト大統領の二の舞にならないか本気で心配します。

ナセルさんもサダトさんも赤字覚悟でスエズ運河の拡張工事を日本の五洋建設が引き受けてくれた事で、大の親日家でした。大相撲の大砂嵐はわたしもファンですし、エジプトでNHKの「おしん」が放送中に停電になったときは暴動が起こったそうな(w)。地球の裏側で日本を愛してくれるエジプトは日本の大切な友好国です。日本としてもトランプさんの暴走は冷静に止めなければいけないと思います。ねえ、阿部首相!?

2017年1月24日 (火)

早くもトランプ効果か!?

米トランプ大統領が就任式を迎えました。なんだか、絶対政治家になってはいけない人が大統領になったと思っている人が全世界に半分はいるんではないでしょうか?保護主義政策の言っていることって30年前にアイアコッカのオッサンが「闘魂の経営」で書いていたことから何一つ進歩ないし。「アメリカから輸出している車より日本から輸入する車の方が多いのは不公平だ!」って...あなた、20年前のトヨタ(シボレー)・キャバリエやクライスラー・ネオンの惨敗知っているでしょ?

そのトランプ氏がメキシコへの工場移転を邪魔した結果、メキシコ人が怒っています。トヨタはアメリカ人だけのために車作っている訳じゃないでしょ?

トランプさんが大統領になったおかげで、私の資産運用もドラスティックに大波を受けています。素人レベルでも世界経済の動きが実感できます。

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↑この3年間、元金割れが続いていた米ドルの資産が先月初めて黒字に転換しました。たったプラス3万円だけとあなどってはいけない。日本国債(持っているけど..)で3年で3万円の利益を出すには2000万円も国債買わないといけないんですよ。とりあえずこちらは早くもトランプ大統領の「アメリカ第1主義」の効果が出ているようです。

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↑更に、日経平均2万円に肉薄する昨今、日本株も好調で見ての通り10万円以上の利益を出しています。こんなに国内株で利益出たのは一昨年の3月にマツダが史上最高益を出して以来です。

しかし!上がる株あれば下がる株もあるわけで、トランプ大統領の集中攻撃を受けたメキシコがひどいことに...

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↑メキシコペソ(MXP)30万円の元金割れ!ニュージーランドドルも6万8千円もの値崩れ!だから新興国のファンドは手を出すべきじゃなかったんだ。韓国ウォンも勧誘されていたんだけど、さすがにそれは断りました。昨今の通貨スワップ日本が拒否するの読めていましたし。この二つのファンドの赤字で結果は大負けです。日本株と米ドルだけにしとけば今頃大宴会してたのに....

ん?さして動揺してませんねって?はは、ええ。10年前のリーマンショックを経験したら多少の事じゃ動じなくなります。別に未来永劫ペソ安が続くわけじゃない。値崩れしている間は塩漬けしていればよいですから。

投資に詳しい人が読めば一目瞭然なように、私は投資は100%現物取引(現金取引)だし、長期運用です。その日のうちに株を売り買いする「デイトレード」をする程ヒマも勇気もありませんし信用取引(借金で株を買う)なんて怖くてできません。

「お金を寝かせておくだけで金儲けできて良いご身分ですなぁ~」なんて思っている人は実際に貯金、家屋、自動車全部担保にして投資してみるといい。数年かけて貯めた貯金が一瞬に消えてなくなる恐怖との戦いです。私は貧乏で臆病者だから、さしてリターンも無いかわり、いきなり元金がゼロになることも無い(最悪半分か?)中リスク中リターンの投資にとどめています。胃を痛めるほど悩んで後悔して、稼げるお金なんてこの程度です。私は絶対割に合わないと思いますがね。「カメラ雑誌の月例フォトコンテストに投稿して、その賞金で生活している」と言っているのと同じレベルです。汗水流して働いてお給料貰うのが一番楽なんですよ。詳細はここでも読んで下さい↓。

http://kanemochi.kyokasho.biz/archives/4641

まだまだトランプ政権は始まったばかり。これからです。これから。

2016年2月 7日 (日)

マイナス金利の影響

この二年間、不毛なマネーゲームに浮かれていた反省から、少し堅実な貯蓄でもしようと北海道銀行のウェブサイトを一昨日開いたら、10年もの個人向け国債の一時取引中止のお知らせがあった。

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↑これは北海道銀行の個人向け国債通帳。国債って言うと表彰状みたいな仰々しい金券でくれる物と思っていたら今は通帳なんですね。はい、国債というのはこういう姿をしています。私も始めて触りました。ちなみに私が現在所有している国債は5年もの。なぜ10年ものにしなかったかと言うと、マンガの「こち亀」で大原部長が両さんに「いいか!国債を買うときは長期はやめろ!今は金利が安定しているが(変動金利なので)将来下がる可能性がある。5年ものにするんだ!わかったな!」という言葉があったから....私の財テクの教科書はこち亀かよ。でも、その通りになりました。5年もの国債は固定金利ですからね。今じゃあ、この金利では買えない。

さらに昨日の報道では多くの金融機関でMMFの取り扱い中止との報道も!いよいよ素人レベルでも政府のマイナス金利政策の影響が出てきたな(汗)。私もMMFの口座持ってるんですよ。10万円ほどだけど...

こうなると、今まで「元本保証」だからいざと言うときに取っておいた安定資産ですらすでに「安定」ではなくなった事を意味する。国債も定期預金も入金時に契約した金利は満期まで保証されるので、満期までは塩漬けしておくにしても、満期になったら今後は「元金保証」は無くなる訳です。どうすっかな~?満期になり次第、全部解約して株に突っ込むか?

今後は銀行にお金を放置しておくとどんどん減っていく時代になる(日曜祝日にATMを使ったら手数料が取られるので今まででもそうだったという人もおられるでしょうが、北海道銀行では、定期預金100万円以上預けるか、積立貯金をすると手数料が無料になるので私は今まで手数料を払った事は無い)。一方、お金を借りる立場から言うと、「お金を上げるから借りてください」という時代になる。わかりやすく言うと「100万円を借りても99万円しか返さなくて良い」とか「キャッシュで買うと300万円する車もローンで買うと280万円になる」という事になるんでしょうか?だったら私、いくらでも借金するわ(w)。で、浮いた現金で株を買う(またそれか...)。

こんなバカな話あるかよと思ったら、実は日常生活ですでに「キャッシュで買うよりローンで買ったほうが安くなる」現実を享受している自分に気づいた。

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↑西友のウォルマートカード(ズダボロですみません)。見ての通り、西友で買い物した支払いをカード払いにすると3~5%割引になるというもの。基本的に私は借金は嫌いだが、嫌いな理由は無駄な利息を払うのが嫌いだから(昔、質屋でお金借りてひどい目にあった)で、利息が掛からないなら無理して現金払いする必然性が無い。それどころか、ローンで払ったほうが現金決済より安いなら、利用しない手は無い。日常生活でじゃらじゃら小銭を持ち歩く必要も無いしレジで支払いにモタついて後ろに並んでいる人をムカつかせることも無くなる。これで西友で買い物した代金は翌々月に、勝手に銀行口座から振り落とされるので現金を一切触る必要がありません。

私が中学生時代のSF小説で「21世紀になると、貨幣はポイントカード化し、ほとんどカード決済になり、お金と言う概念だけ残り紙幣や硬貨と言う物が無くなる」という未来予測がありましたが(マンガでは麻宮騎亜さんの「サイレントメビウス」でその記述があります。)いよいよ、現金を持ち歩くよりローンで買ったほうが安い時代になったんだなぁと思います。

本当に借りたお金より返済するお金のほうが少なくて済むなら、バンバン借金しますよね。そして、銀行にお金寝かしていたらどんどん減っていくんだったら、誰も銀行にお金を置かなくなる。こち亀の両さんみたく「振り込まれた給料はその日のうちに下ろして現金化」してしまうので、銀行は業務が立ち行かなくなってバンバン倒産していくんじゃないでしょうか?第1次世界大戦後のハイパーインフレに陥ったドイツが実際にそうなりましたから。現金置いておいてもみるみる価値が落ちていくから、あの当時のドイツ人は必死でモノに代えたんです。ライカやコンタックスなど、庶民レベルでは目の回るような高額商品が飛ぶように売れたのは、ハイパーインフレが原因だったと聞いたことがある。

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